便秘・痔

産後に便秘と下痢を繰り返す…よい対策は?

妊娠中や産後はホルモンバランスや体調が大きく変わることにより、多くの方が便秘に悩みます。産後の排便リズムが整わないことを悩むママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「産後の排便リズムについて」

妊娠中にかなり頑固な便秘になり、便を軟らかくする薬を処方されていました。産後は主に母乳で育児をする為に服用を止めたところ、再び便秘になってしまいました。排便があっても便が固く、肛門が切れてしまいますが、便意があれば無理をしても排便するようにしています。しかし一方で数日間快便が続き、1日に2回以上出る時もあります。その後2日位下痢になり、また便秘に…という繰り返しなのですが、何かよい対策はありますか。(30代・女性)

産後に排便リズムが乱れるのは自律神経の影響が大きい

便秘には機能性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘があり、産後はどの状態にもなりやすくなります。便秘の原因はいくつかありますが、特にストレスで自律神経が乱れると消化・排泄に影響し、便秘や下痢を繰り返しやすくなります。

便秘には大腸の機能が低下して起こる「機能性便秘」、ストレスなどが原因で大腸が過度に緊張して起こる「痙攣性便秘」、排便のタイミングを逃してしまい直腸に便が停滞して起こる「直腸性便秘」があります。産後はこれらのすべてに当てはまるほど、便秘が起こりやすい状況になります。(看護師)
便秘の原因として、会陰部の痛みでうまくいきめない・腹筋力の低下・不規則な食事・授乳により体内の水分が減少し便が硬くなる・便意を感じた時にすぐにトイレに行けず宿便になってしまう・睡眠不足や育児のストレスなどが挙げられます。ストレスを受けたり寝不足の状態が続くと、副交感神経が優位に働かず、消化や排泄に影響します。便秘の後に下痢になってしまうのは、精神的なストレスによる自律神経の乱れが考えられます。(看護師)

ストレスを解消し、水分摂取・食事・適度な運動に気をつけて

周囲のサポートを得てストレスを解消しましょう。十分な水分・野菜中心の食事・腸内環境を整える食品の摂取を心がけ、適度に身体を動かしましょう。どうしても解消しないときは医師に相談してください。

ストレスを取り除くことが第一なので、うまく周囲のサポート得て、家事や育児の負担を軽減し、リフレッシュすることが大切です。また母乳育児では、授乳によって水分不足になりやすいのでこまめに水分補給をし、野菜を中心とした栄養価の高い消化のよい食事をとるよう心がけてください。冷たいもの・刺激の強いもの・高脂肪のもの・甘いものは腸に刺激を与えるので避けた方がよいでしょう。(産婦人科看護師)
水を多めに飲むことが難しければ、温かいハーブティーをお勧めします。便秘解消効果があり授乳中でも飲めるものに、タンポポ茶・ルイボスティー・とうもろこし茶などがあります。また腸内環境を整えるために、飲むヨーグルトなどの乳酸菌製品を摂るとよいでしょう。ただし、下痢に傾いてしまったときは飲むのを控えてください。(看護師)
可能な範囲で運動をしましょう。赤ちゃんと一緒に、1日10分でもできる範囲でお散歩をするとよいです。それでも便秘や下痢の症状が改善されない場合は、病院で医師に相談してください。授乳中でも内服可能な薬があります。(看護師)

産後は様々な種類の便秘になりやすくなります。原因はいくつかありますが、特にストレスで自律神経が乱れると消化・排泄に影響し、便秘や下痢を繰り返しやすくなるそうです。ストレスを解消し、水分摂取・腸によい食事内容・適度な運動を心がけましょう。


2016/09/18

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