尿漏れ

2016/09/19

産後一年たってもときどき尿漏れしてしまう…どうしたらいいの?

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産後一年たってもときどき尿漏れしてしまう…どうしたらいいの?

出産は人生の一大イベントです。今回の相談者は、産後一年過ぎても尿漏れが時々起こると悩む30代の女性です。どうしたら尿漏れを防ぐことができるのでしょうか。何かよい改善策はないのでしょうか。専門家に聞いてみました。

産後の体調についての相談:「産後一年たってもときどき尿もれしてしまいます」

産後一年が過ぎましたが、いまだに尿もれがあります。会陰切開し、産後すぐは痛みやむくみで陰部全体の感覚が鈍い感じがありました。経膣分娩だったため、尿漏れはある程度仕方がないと思い、これまで様子を見ていました。骨盤底筋運動などをインターネットで調べてやってみたりもしましたが、あまり効果を実感できないままです。このまま続いてしまうのでしょうか。改善策があれば知りたいです。(30代・女性)

産後に起こりがちな尿漏れ。原因はさまざま

産後に尿漏れが起きるケースは少なくありません。骨盤底筋の緩みや、陰部付近の感覚神経の鈍化など、原因はさまざまです。会陰切開の場所によっては縫合の影響で起こることもある、との意見も寄せられました。

経膣分娩で、産後すぐは陰部全体の感覚が鈍い感じがしたとのことですので、出産によって骨盤底筋を始めとする陰部付近の筋力や、陰部付近の感覚神経の働きが鈍ってしまったことが予測されます。(臨床心理士)
産後は骨盤底筋の緩みや、尿道付近の筋肉も緩むため、尿漏れが起こることがよくあります。また会陰切開の場所によっては、縫合によって、皮膚や筋肉が引っ張られるため、尿の出方が変わる場合もあります。(産科・婦人科医師)

自然治癒は難しい。日々のトレーニングで改善を

出産による尿漏れの自然治癒は、あまり期待できないようです。トレーニングをしながら徐々に改善していきましょう。場合によっては病院を受診するのも一つの方法です。産後一年経っている場合は、泌尿器科に行きましょう。

一度鈍ってしまった筋力や感覚神経の働きは、自然に元に戻ることはありません。回復させるにはその部分を鍛えるために、よく使う必要があります。骨盤底筋運動を始め、排尿時に尿を止めたり出したりするような運動などのトレーニングをお勧めします。それらは短期間ですぐに効果が出るものではありませんが、日々積み重ねることで、必ずよい結果が出てくると思います。(臨床心理士)
排尿は我慢しないこと、重い物を持ったり、腰に負担をかける行動は控えてください。骨盤底筋運動は続けた方がよいでしょう。立っているときも座っている時も、肛門をきゅっと引き締める運動を行なってください。(産科・婦人科医師)
排尿時は腹圧をかけず、自然に排尿しましょう。排尿の途中であえて尿を止めるのも、尿漏れ防止のトレーニングになります。気になるようでしたら産後一年を過ぎていますから、産科ではなく泌尿器科を受診してください。(産科・婦人科医師)

出産による尿漏れが自然に治ることはあまり期待できないようですね。毎日のトレーニングで改善を目指しましょう。すぐに効果が出なくても続けることが大切です。場合によっては病院を受診するのも一つの方法です。産後一年過ぎている場合は、泌尿器科に相談しましょう。


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