葉酸はいつまでとるべき?

2016/09/13

妊娠に成功した後、葉酸はいつまでとるべき?

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妊娠に成功した後、葉酸はいつまでとるべき?

厚生労働省では妊娠を希望する女性に対し、葉酸の積極的な摂取が推奨されています。妊活に活用できる葉酸ですが、妊娠に成功した後いつまで摂る必要があるのでしょうか。今回は妊活後の葉酸摂取について解説します。

妊活と葉酸摂取

妊娠について正しい知識を身につけ、身体の状態を把握することで妊娠するために積極的に活動する、自然妊娠できるための身体作りをすることを妊活といいます。医療機関で行う不妊治療だけでなく、食生活の改善などの生活習慣の見直しも妊娠のために行うのであれば妊活に含まれます。

妊活に取り組む中で積極的に摂取したい栄養素があります。それが葉酸です。核酸の生成や赤血球の細胞の生成、細胞分裂の促進に関わる葉酸は摂取することで以下の効果が期待できます。

◆子宮内膜を厚くし、受精卵の着床率を高める
◆健康的な卵子を育てる
◆卵巣の機能を高める
◆胎児の先天異常の発症リスクを軽減する
◆胎児の発育を助ける

妊活中は食品からの摂取の他、1日400μgを目安にサプリメントから葉酸を摂取することが推奨されています。

葉酸はいつまでとるべき?

無事妊娠に成功した場合、葉酸はいつまでとれば良いのでしょう。妊活中に摂取すると様々な効果が得られる葉酸ですが、妊娠期間中に摂取するとさらに良い効果を得ることができます。妊娠の時期別に葉酸が与えてくれる健康効果を見てみましょう。

(1)妊娠初期
妊娠初期に当たる妊娠4~15週までの期間は胎児の脳や脊髄の成長が著しい時期です。この時期に積極的に葉酸を摂取することで先天異常である神経管閉鎖障害の発症によるリスクが減少します。

(2)妊娠中期~後期
胎児の成長に伴い、葉酸不足になると悪性貧血を発症することがあります。葉酸を補うことで貧血を予防する効果が期待できる他、胎児の発育を促し、早産や流産のリスクを軽減することができます。

授乳期間中にも嬉しい効果が

葉酸が良い効果をもたらしてくれるのは妊娠期間中だけではありません。出産を終えた後も以下の効果が期待できます。

(1)質の良い母乳を生成する
ママが葉酸を摂取することで母乳を通じて赤ちゃんにも葉酸を送ることができます。葉酸には造血作用があり、母乳は血液から作られているため、葉酸を摂取することで質の良い母乳を作ることができます。

(2)産後の子宮回復を促進する
葉酸を積極的に摂ることで細胞分裂が促進され、産後の子宮回復を早めてくれる効果が期待できます。

妊活に活用できる葉酸ですが、妊娠中や授乳期間中も引き続き摂取することで様々な健康効果を得ることができます。葉酸を摂る期間を制限せずに、積極的に摂取しましょう。


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