痙攣(けいれん)

ひきつけと熱性痙攣は、違う症状なの?

子供が高熱を出した時、急に身体が震え痙攣(けいれん)が起きることがあります。一般的には熱性痙攣と言われていますが「ひきつけ」とは別の症状なの?との質問に、看護師さんたちが回答してくれました。

子供の痙攣についての相談:「発熱時の熱性痙攣とひきつけ。症状の違いを教えて」

3才児の予防接種の問診票で、ひきつけを起こしたことがあるかという質問の回答困っています。高熱を出した時や解熱剤が切れた時に身体がガタガタと震え、その時にちょっと突っ張ったようになったことがありますが、これはひきつけではなく、熱性痙攣ではないのでしょうか。義姉は、発熱して震えるのはひきつけだから病院で脳波の検査をした方がよいと言いますが、判断の基準が知りたいです。(20代・女性)

痙攣とひきつけは、同じ症状を言います

痙攣とひきつけは違う症状だと勘違いしている人もいるようですが、一般的に同じ意味合いで使われ、また発熱時の身体の震えは悪寒からくるものもあるようです。

ひきつけと痙攣は同じ意味合いです。予防接種の問診票のひきつけに○をつけ、接種前の診察で医師に説明するとよいでしょう。熱が急激に変化する時に起こるのを熱性痙攣といいますが、ご質問の内容では、悪寒戦慄であった可能性があります。熱性痙攣が長引いたり繰り返す、熱がないのに痙攣を起こす場合は、一度小児科医に相談されるとよいでしょう。(小児科看護師)
痙攣とひきつけは同じです。熱を伴った痙攣=熱を伴ったひきつけのことを熱性けいれんと言います。義理のお姉さまがおっしゃるのは、おそらく「てんかん」と混同をされているかと思われます。ただ、熱性痙攣を繰り返す場合はてんかんも考えられ、その場合怖いのは、痙攣重責発作(てんかんによる痙攣が長時間続いたり繰り返す)が10分以上続き、呼吸状態が著しく低下することです。(小児科看護師)
熱が上がる際に身体がゾクゾクとする「悪寒戦慄(おかんせんりつ)」の症状を、痙攣と間違うことがあります。この場合は身体を暖かくし、熱が上がりきって暑いと言うようになったら、今度は涼しくしてあげましょう。(小児科看護師)

嘔吐物で窒息しないよう横向きに

痙攣を起こした時は嘔吐物が詰まり窒息する可能性もあるので、まず顔を横に向けるなどの処置をとりましょう。痙攣は数分で治まることがほとんどなので、焦らないことが大切です

痙攣はたいてい10分以内に治まります。それ以上続く場合、医療機関にて適切な処置が必要です。痙攣の際は、指などを慌てて口の中に入れると怪我をすることがあり危険です。まず嘔吐物を誤飲しない様に身体を横に向け、どの様な痙攣(全身・身体半分・顔だけなど)か観察し、顔色や呼吸の仕方に問題が無いか、手足は動かしているかなどもみます。身体が固くエビ反り状態でも、息を吐き出すことができれば顔色も戻ってきます。(小児科看護師)
医師によっては、熱性痙攣を予防するための座薬を勧められることもあります。繰り返すようなら、かかりつけ医に相談してみてください。(内科看護師)

一般的に「痙攣=ひきつけ」だと、看護師さんが説明してくれました。また熱の上昇時に起こる悪寒戦慄ということもあるので、お子さんの様子をよく観察し、熱性痙攣の場合は慌てずに対処することが大切ですね。


2015/02/01

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