生魚

2015/02/06

妊娠中は生魚を食べないほうがよいでしょうか?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中は生魚を食べないほうがよいでしょうか?

妊婦さんは生魚を食べてもよいのでしょうか。お腹の赤ちゃんへの影響が気になるという、お刺身とお寿司の好きな相談者さんに、看護師さん達が回答しています。

30代女性からの質問:「生魚の摂取と胎児への影響について」

刺身や寿司が大好きで週に一度は食べています。妊婦はあまり生魚を摂取しないほうがよいと聞きますが、食べ過ぎるとお腹の赤ちゃんにどう影響しますか。食べてよい場合は、どのくらいの量なら大丈夫ですか。食べてよい魚、いけない魚の種類はありますか。食べられないとストレスになり、少しでも口にできると気分的に落ち着くので教えてください。(30代・女性)

妊娠初期と水銀を含む大型の魚に注意

妊娠中でも食べてよい魚と、避けておきたい魚の種類があります。大型の魚には特に注意。また、食中毒のリスクを減らす為にも、なるべく火を通したものを食べましょう。

全く食べてはいけないという事はありませんが、魚は大きくなるほど、水銀を含んでいることが多く、水銀が胎児の奇形や流産のリスクを高め、生魚は食中毒を起こす可能性もあり、妊娠初期は特に控えた方がよいといわれています。(産科・婦人科看護師)
食べないほうがよいお寿司のネタは、鮪、カジキ、銀目鯛など、比較的大きな魚です。食べてもよいものは、鰯、鯵、鮭、ぶり、鯖、カツオとありますが、青魚はアレルギーも起こしやすいので可能なら生食は控え、火を通したものを食べましょう。お寿司でも、ウナギやアナゴ、茹でたエビなど焼いた魚のネタもありますから、そちらがおすすめです。(呼吸器科・看護師)

できる限り食べないほうが無難

水銀だけでなく、ビタミンAを含む魚も胎児に影響する可能性があるとのこと。出産後のことを考えると妊娠中の食事は大切になってくるので、よく検討してください。

妊娠中に魚を食べることは、良質のたんぱく質やカルシウムを吸収できるので推奨されます。しかし妊娠中は食べ過ぎないようにした方がよい魚もあります。カジキやマグロ、食べる機会は少ないとは思いますがクジラやイルカなど、大型の魚や深海魚は、メチル水銀を含むプランクトンを食べるためメチル水銀が蓄積します。このメチル水銀は胎児の中枢神経の発達に影響を及ぼすと言われています。(一般内科・看護師)
厚生労働省が平成22年に発表した「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」があります。これによると、例えばクロマグロは80gを週に1回とあります。それぞれの魚の許容量は「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」をご参照下さい。(一般内科・看護師)
妊娠中の刺身は極力なら食べない方がよいでしょう。生の魚、特にマグロやサバなどの脂身が多い刺身にはビタミンA が多く含まれています。そのビタミンAを多く摂取する事で胎児の栄養を損なうだけでなく、低体重児になりやすいのです。また、母体にも悪影響を及ぼすのでなるべく刺身は食べない方がよいです。食べたい時は白身魚の刺身を少量だけならよいのですが、それも頻度が多くなると危険です。(消化器科・看護師)

胎児にも母体にも影響が考えられる生魚を妊娠中に食べることは、あまり推奨できないとの意見で一致しているようです。特に妊娠初期の食事には十分気をつけましょう。


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