葉酸の効果

2016/09/15

うつ病に葉酸が効果的?うつ病患者の栄養不足事情

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うつ病に葉酸が効果的?うつ病患者の栄養不足事情

長い間、気分が落ち込んだ状態が続き、睡眠異常や意欲の低下など様々な症状を引き起こす病気がうつ病です。原因は様々ありますが、葉酸によりうつ病の症状を改善する効果があると言われています。今回はうつ病に関わる葉酸の効果について解説します。

うつ病とは?

通常、気持ちの落ち込みや憂鬱な気分になったとしても、数日間のうちに回復します。しかし、原因が解決しても落ち込んだ状態が続き、長期にわたり強い憂鬱感がある場合はうつ病を発症している可能性があります。うつ病になると日常生活や社会生活に支障をきたすこともあります。

うつ病の具体的な原因については明確にはわかっていません。しかし、脳の神経伝達物質が上手く働かなくなると同時にストレスや病気、環境の変化など様々な出来事が重なり、引き起こされると考えられています。また、性格も一因になるとされ、生真面目、几帳面、仕事熱心、責任感が強い、相手の気持ちに敏感な人はうつ病を発症しやすい傾向にあるようです。

うつ病患者は葉酸不足の傾向にある

具体的な原因の解明ができていないうつ病ですが、うつ病患者は特定の栄養素が不足していることが指摘されています。その一つが葉酸です。国立精神・神経医療研究センター神経研究所で行われた研究では、全体の約25%のうつ病患者の血液中の葉酸値が、そうでない人と比べて低いという結果が出ました。

また、緑茶を良く飲む人はそうでない人に比べうつ病を発症するリスクが低いことも分かっています。緑茶をはじめとしたお茶には葉酸が多く含まれています。

葉酸の効果と一緒に摂りたい栄養素

うつ病に関わる葉酸とその他の効果は以下の通りです。

(1)葉酸
葉酸には気分を落ち着かせ、身体の神経システムを健康的な状態に保つ働きが期待されます。また、核酸の生成や細胞分裂を助ける働きがあるため、正常な発育に欠かせない栄養素です。

【葉酸を多く含む食品】
レバー、モロヘイヤ、芽キャベツ、菜の花、枝豆等

(2)ビタミンB6
神経伝達物質の生成に関わりがある栄養素がビタミンB6です。ビタミンB6はうつ病の他、月経前症候群の緩和にも効果的です。

【ビタミンB6を多く含む食品】
カツオ、マグロ、レバー、バナナ、さつまいも等

(3)ビタミンB12
ビタミンB12は疲労、動悸、ふらつき、吐き気、食欲減衰、下痢などの症状を改善する効果が期待できます。不足すると認知症の原因にもなるため、葉酸と共に積極的に摂取したい栄養素です。

【ビタミンB12を多く含む食品】
しじみ、赤貝、すじこ、レバー、サンマ等

葉酸をはじめとしたビタミンB群はうつ病の症状改善に関わると考えられています。気分の落ち込みが続く場合は積極的に摂取しましょう。


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