葉酸とは

2016/09/15

ビタミンBの一種、葉酸とは?働きと他のビタミンとの関係

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ビタミンBの一種、葉酸とは?働きと他のビタミンとの関係

い ビタミンはそのもの自体が身体を構成する成分やエネルギーの素になることはないものの、生命維持に欠かせない栄養素です。葉酸とは核酸の合成に関わる等、非常に重要な働きを担うビタミンの一種です。今回は葉酸の働きとその他のビタミンとの関係性について解説します。

ビタミンとは?

ビタミンは生体機能を正常に維持するための必須栄養素です。ビタミン自体が身体を構成する成分やエネルギーになることはありませんが、身体の様々な代謝の調節をする為に非常に重要な役割を担っています。体内のビタミン量が減ると欠乏症を起こすことがあり、食品やサプリメントからの積極的な摂取が必要です。ビタミンはその性質から水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2種類に分けることができます。

(1)水溶性ビタミン
水に溶けやすいビタミンです。過剰摂取しても尿と共に体外へ排出されるため過剰摂取による悪影響はほとんどないと考えられています。

◆ビタミンB群
◆ビタミンC

(2)脂溶性ビタミン
油脂に溶けやすいビタミンです。脂肪組織に蓄積されるため、過剰摂取には注意が必要です。

◆ビタミンA
◆ビタミンD
◆ビタミンE
◆ビタミンK

ビタミンB群の一つである葉酸

ビタミンの名前は発見された順番にA、B、Cとアルファベットが付けられています。しかし、ビタミンBには様々な種類のビタミンがあることが分かり、さらに細分化されるようになりました。ビタミンB群の一種である葉酸は1944年、ほうれん草の葉から発見されました。葉酸には以下の働きがあります。

(1)DNA・RNAを合成する
遺伝情報通りに身体を形成する指示を出すDNAやRNAの生成に役立ちます。

(2)細胞分裂を促進する
葉酸は細胞の素になるタンパク質の合成を助け、細胞分裂を促進します。

(3)赤血球の生成を助ける
赤血球のヘモグロビンの形成を助けます。

(4)循環器系の病気を防ぐ
脳卒中などの循環器系の病気の原因となる動脈硬化を予防する効果があります。


葉酸の欠乏症には巨赤芽急性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)、口内炎、舌炎、胎児神経管発育不全があります。

他のビタミンを摂ることで葉酸の効果がアップする

葉酸は水溶性ビタミンであるため、単体で摂取しても体に吸収されにくいです。しかし、他のビタミンと一緒に摂取することでその効果を高めることができます。

(1)ビタミンB6
ピリドキシンの名を持つビタミンB6はタンパク質の分解や合成を助ける作用があります。葉酸と共に摂取することで血中濃度を下げ、循環器系の病気のリスクを下げる効果が高まります。

(2)ビタミンB12
ビタミンB12には葉酸と共に赤血球の生成を助ける働きがあります。さらに神経細胞の機能を正常に保つ作用もあり、葉酸が正常に働く上で欠かせない栄養素です。

葉酸はDNAやRNAを生成する他、細胞分裂を活発にするなどの作用があり、生きる上で欠かせない栄養素の一つです。他のビタミンと一緒に摂取することでその効果を高めることができるため、摂取する際はこれらの栄養素にも着目してみてください。


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