産後の生理

2016/09/28

産後1カ月で生理がくる場合も!危険な不正出血との違い

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産後1カ月で生理がくる場合も!危険な不正出血との違い

妊娠によって一時的に止まった生理は産後もしばらく再開することがないと思われていますが、産後1カ月で再開することも十分に考えられます。今回は産後生理が再開されるタイミングと、生理と不正出血との違いについて解説します。

産後1カ月以内の出血は悪露の可能性が高い

出産直後は出産時に子宮から出た血液の残りや、剥がれ落ちた子宮内膜などが産道の分泌物と混じり合ったものが排出されます。これらは悪露(おろ)と呼ばれ、個人差はあるものの、以下のように見た目を変えながら産後約1カ月まで出続けるといわれています。

◆産後3日…2~3時間で生理2日目くらいの量の鮮血
◆産後7日…生理程度の量で色は暗い赤色
◆産後3週間…淡い黄色に変化しさらに量が減る
◆産後4週間以降…白色~透明の分泌液

産後どれくらいで生理は再開する?

妊娠し、排卵が止まることで生理は来なくなりますが、ミルク育児の場合は一般的に産後約2、3カ月で再開するといわれています。母乳育児の場合は、母乳の生成を促したり、乳頭まで母乳を届けたりするホルモンに排卵を抑える作用があるため、断乳後約1~3カ月で生理が再開するのが一般的です。

生理は出産後の身体が妊娠できるほど回復することで再開します。そのため、再開時期は回復力がどの程度あるか個人差があり、母乳育児をしていても産後1カ月で生理が再開したという人もいます。

不正出血と生理の見極め方

産後の身体は非常にデリケートで、悪露や生理以外にも子宮復古不全や子宮内膜症などのトラブルにより不正出血を引き起こしている場合もあります。

(1)子宮復古不全
何らかの原因で子宮収縮がうまくいかず、子宮が正常なサイズや硬さに戻らない状態を子宮復古不全(しきゅうふっこふぜん)といいます。子宮復古不全になると2週間以上鮮血が出続けるほか、細菌感染のリスクが高いため、発熱や子宮の痛みなどの症状が現れる場合も考えられます。

(2)子宮内の炎症
悪露が治まってもだらだらと血が出続ける場合は子宮内で炎症を引き起こし、傷から出血している可能性もあります。傷口から細菌感染し、重症化するケースも十分に考えられるため注意が必要です。

生理であれば、数日で出血は止まるため、1週間以上止まらない場合は病気による不正出血の可能性が高まります。また、発熱や体の痛み、だるさを伴う場合は細菌感染の可能性もあります。体調不良が続く場合は、不正出血の可能性を考え、かかりつけの医師に相談してみましょう。


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