乳がん検査

2016/09/27

若い世代に急増する「乳がん」「子宮がん」を知ろう

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

若い世代に急増する「乳がん」「子宮がん」を知ろう

女性特有のがんである「乳がん」と「子宮がん」。
これらのがんは近年若年化がすすみ、20代や30代で罹患するケースが増えてきています。「まだ私は大丈夫」とは言っていられません。改めて、乳がんと子宮がんについてご一緒に考えてみましょう。

乳がんは女性で一番多いがん

乳がんとは、乳房の組織である「乳腺」から発生するがんです。乳腺は母乳をつくる「小葉」と母乳が通る「乳管」から構成されており、およそ9割が乳管で発生します。
乳がんは大きく「浸潤(しんじゅん)がん」と「非浸潤がん」に分かれます。浸潤がんになってしまうとがん細胞が乳房内の血管やリンパ管に流れてしまい、乳房以外の他の臓器に転移してしまいます。国立がん研究センターの調査によると、乳がんは女性で12人に1人の割合で罹患するリスクがあり、女性が一番かかりやすいがんなのです。

乳がん検診とセルフチェックを

がんは早期に発見して治療すれば、治癒する可能性が高いことも分かっています。早期発見ならば、乳房を温存するなど自分が希望する手術や治療法を医師と相談することもできるのです。
少なくとも2年に1度は医療機関での検診を受けることが望ましいでしょう。検診は職場での健康診断でもできるほか、多くの自治体では住民健診として実施されています。

また乳がんは自分で見つけられる数少ないがんのひとつ。鏡の前で両方の乳房に異常がないかを観察しましょう。その後、仰向けに寝て腕を挙げた状態で指の腹で乳房と脇の下をまんべんなく触って、しこりなどの違和感がないか、乳頭をつまんで血のような分泌液が出ないか確かめてください。
セルフチェックは生理が終わって1週間前後に行うのがよいでしょう。月に1度セルフチェックを行えば、乳がんの早期発見につながります。

「子宮体がん」と「子宮頸がん」

子宮がんには子宮の奥の子宮体部にできる「子宮体がん」と、子宮の入り口の頸部にできる「子宮頸がん」があります。
子宮体がんは子宮内膜に多く発生し、閉経後の年代に多いがんです。しかし近年では、欧米型の食生活や妊娠・出産経験のない女性が増えていることから、若くても発症するケースが増えています。
子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス」が関与しており、性交経験のある女性なら誰もがかかる可能性があります。20代~30代の女性が患る、すべてのがんの中でトップです。

自覚症状がなくとも検診は受けるべき

子宮体がんは比較的早期に不正出血などの自覚症状が現われますが、子宮頸がんに関しては早期の自覚症状が少ないのも特徴だと言われています。
生理以外の出血、性交中の痛みや出血、おりものの異常、下腹部や腰の痛みなどの症状が現われたときには、すでに進行している場合が少なくありません。
早期発見のためには、定期検診が肝心。こちらも乳がん同様、少なくとも2年に1度の間隔で検診を受けるのが望ましいとされており、職場の健康診断や自治体での住民健診で検診を受けるよう心がけましょう。

ただし、自治体の子宮がん検診の多くは、主に子宮頸がん検診を行っています。「子宮頸がん検診」と「子宮体がん検診」は検査方法が異なるので、子宮体がん検診は併せて希望してください。
40歳以上のリスクの高い年齢の人だけでなく、肥満、高血圧、糖尿病、出産を経験していない、生理不順の人は、30代でも受けた方がよさそうです。
婦人科検診は忙しさや面倒さなどを言い訳にして、つい後回しにしがちです。取り返しがつかないことになる前に、定期的な検診を受け、早期発見をすることが大切です。

<取材協力・監修プロフィール>
執筆:Mocosuku編集部

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