月経前症候群・PMS

30代の女性。排卵前の胃腸に不快症状が。PMSとの関係は?

PMSとは月経前症候群のことで、生理前の1~10日ほどの期間にホルモンの影響によって様々な不快な症状が起こるものです。PMSと排卵の関係や強い胃腸症状が出るケースについて、専門家にお聞きしました。

二児のママからの相談:「生理前や排卵前に不快な胃腸症状がある。原因はPMS?」

排卵日の2、3日前から急に下痢による腹痛や胃もたれ、胃痛、げっぷなど胃腸系の不快現象が起こります。現在PMS症候群で婦人科を受診しており、漢方を処方されています。必ず排卵前か生理前に胃腸系の不快症状が起こるのですが、排卵が終わるとピタッと症状が治まります。ホルモンの関係での症状かもしれませんが、実際胃腸系に異常がないかが心配です。(30代·女性)

やっぱりPMS?ホルモンの変化が胃腸症状を引き起こす

ホルモンの変化は周期的に起きていますが、排卵の時には特に身体に影響が出やすくなります。しかしPMSの症状がある人で、もともと胃腸が弱い場合、胃腸症状が強く出ることが考えられます。胃腸科の受診も検討してみましょう。

生理前に症状が現れ、生理が始まると症状が治まるのでしたら、やはりPMSかと思います。PMSはご存じのようにホルモンの変化によって起こると言われており、精神的に不安定になったり頭痛やめまい、下痢や便秘など症状が様々で、全く症状のない方もいます。毎回胃腸症状ばかり起こるのでしたら、一度内科も受診した方がいいと思います。(婦人科・医師)
PMS症候群で婦人科を受診されているとのことですので、相談者様は生理周期に大きく影響される形で、体調や気分が変動しているのではないかと思います。ちなみに、生理周期というのは単に生理期間のことではなく、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期という子宮内の変化、流れ全体のことです。その中で、排卵、生理というのは大きなイベントであり、PMSをお持ちの方であれば、その際に大きな不調が起こることがあります。(臨床心理士)
排卵時には黄体ホルモンが多く分泌され、胃腸の働きを活発化し下痢やおなら、げっぷが出易くなります。生理時には、子宮を収縮させる働きを持つプロスタグランジンという物質が分泌され下痢を引き起こしやすいです。生理周期、ホルモンの働きは、胃腸に大きな影響を与えますが、元来、胃腸系が弱いとその影響は更に大きくなります。一度、胃腸系の病院を受診して相談してみるといいでしょう。(臨床心理士)

生活スタイルを見直してPMSの症状を和らげる!

PMSのコントロールには毎日の食事や運動、ストレスをためないことが大切です。PMSとうまく付き合う気持ちで、生活スタイルを少しずつ改善していきましょう。

規則的な生活で、カフェイン・塩分・刺激物は控えめにバランスのとれた食事を摂りましょう。カルシウムやビタミンB6には、気分を落ち着かせる効果がありますし、大豆イソフラボンはPMSの症状を和らげると言われています。また、ストレスもPMSの症状を強くします。気分転換したり、散歩や軽い体操など有酸素運動を心がけてください。毎月のことですから、上手く付き合っていきましょう。(婦人科・医師)

PMSによっても胃腸症状が起こりますし、排卵のときに胃腸症状が特に強く出るのには理由があることが分かりました。PMSの治療を続けながら、機会があれば胃腸そのものに異常がないか念のためお調べになることをお勧めします。


2016/10/13

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