産後の生理

2016/09/30

産後の生理はいつから?生理が再開する時期とメカニズム

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産後の生理はいつから?生理が再開する時期とメカニズム

妊娠すると生理が止まり、産後しばらくすると再開します。産後の生理再開には大きな個人差があるため、なかなか生理が来ないと心配になる人も多いのではないでしょうか。ここでは、産後に生理が再開するタイミングやメカニズムについて説明していきます。

産後の生理再開に影響を与える「プロラクチン」

妊娠するとホルモンバランスの変化の影響で生理が来なくなるため、そのことにより妊娠を自覚する人は多いのではないでしょうか。そして、妊娠している間は生理がストップした状態が続き、産後しばらくすると再開します。

産後、生理が再開するタイミングに個人差があり、2カ月の人もいれば1年以上来ない人もいます。産後の生理が再開する時期に大きく影響を与えることが、授乳しているかどうかです。一般的に母乳で育てている場合は、粉ミルクで育てている場合よりも生理が再開するタイミングが遅いです。

母乳育児をしていると生理の再開が遅くなるのは、「プロラクチン」というホルモンが影響しています。プロラクチンは母乳を作るために必要なホルモンで、授乳期間中は大量に分泌されますが、排卵を抑制する作用もあるため生理が来にくくなります。

また、プロラクチンの分泌量は授乳の頻度や時間も関係すると考えられており、完全に母乳だけで育てている人と、ミルクと混合で育てている人とでは生理が再開される時期に差が生じることがあります。

授乳中の生理は無排卵の可能性がある

産後に授乳をストップすると、プロラクチンの分泌が抑制されるため再び排卵が始まります。生理が再開する時期は、断乳してから1?3カ月後が目安です。一方、授乳を続けている場合でも生理が再開する人もいます。次の妊娠を希望している人にとって、待望の生理再開かもしれませんが、授乳中はやはりプロラクチンの影響で排卵が抑えられているため産後初めてやってくる生理は「無排卵」の状態の可能性があります。この場合も、何度か生理が来ることでほぼ正常な排卵周期に戻るため、むやみに心配する必要はありません。

<まとめ>
産後に生理が再開するタイミングには個人差がありますが、母乳で子育てをしている人はプロラクチンというホルモンの影響で排卵が抑制されるため、遅くなる傾向があります。そのため、母乳育児をしている人は1年以上生理が来ないケースもよくあります。すぐに次の妊娠を望んでいる場合は、なかなか生理が再開しないと焦ると思います。個人差があることと生理のメカニズムを理解した上で気長に待ちつつ、気になる場合は産婦人科に相談してみましょう。


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