風疹

2015/02/13

お腹の赤ちゃんを守ろう!妊婦と風疹予防の基礎知識

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お腹の赤ちゃんを守ろう!妊婦と風疹予防の基礎知識

妊娠中の女性が風疹にかかると、お腹の中の赤ちゃんも「先天性風疹症候群」という病気にかかることがあります。先天性風疹症候群は目や耳、心臓などに障害が出る病気で、毎年、赤ちゃんの感染例が報告されています。日本では風疹の予防接種を受けていない世代を中心に流行が見られ、妊婦に抗体がない場合は細心の注意が必要です。そこで今回は妊婦と風疹予防について、これまで「イクシル」に掲載された記事から情報をまとめてみました。

■風疹の抗体はいつできる? 予防接種による副作用は?

風疹の抗体があるかどうかは検査で分かり、自治体によっては無料で受けられるところもあります。風疹の予防接種後、抗体ができるのには1ヶ月半から2ヶ月以上要すると言われています。検査をしてすぐ抗体ができなくても、焦らず経過を観察しましょう。一般に風疹の予防接種を一度受けると、95%、、二度目を接種すれば99%の確率で抗体ができるといわれています。

子どもの頃に予防接種を受けていても、抗体があるか心配な場合は医師と再接種について相談してみましょう。またワクチンの接種後、38℃前後の発熱や関節炎、耳の後ろや首のリンパ節にしこりができて痛い、などのときは副作用が考えられます。時間と共に症状は改善されますが、心配な場合は予防接種を受けた病院で診てもらいましょう。

詳しくはこちら! >>予防接種をしたのに風疹の抗体がない、また受けるべき?


■予防接種が必要なのは妊婦だけ?周囲の人は必要?

妊婦に抗体がない場合は、常に風疹にかかるリスクがあります。家庭内感染も考えられますから、同居する家族にも風疹の抗体を確認してもらい、抗体がない時は予防接種を受けましょう。風疹患者は成人に多く、中でも20~40代の男性が多くなっているため、外出先でうつる可能性の高い旦那さんの協力が必要です。

特に1979年4月から1987年10月までに生まれた女性と、1987年10月以前に生まれた男性は集団接種や定期接種の機会がなく、予防接種率が低くなっているので注意しましょう。また、生まれてきた赤ちゃんが予防接種を受けられるのは1歳を過ぎてからとなります。妊婦に風疹の抗体がある場合でも、出産後に赤ちゃんがかかるリスクを減らすため、同居している家族は予防接種を受けておきましょう。

詳しくはこちら! >>妊婦のパパは風疹ワクチンを接種していなくて大丈夫?


■抗体がない妊婦さん、風疹予防で気をつけることは?

妊娠している、また妊娠している可能性がある女性は風疹の予防接種を受けることができません。そのため抗体がないときは、手洗い、うがいの徹底やマスクの着用など、自分で感染を防ぐしかありません。

先天性風疹症候群は妊娠週数が早いほどかかるリスクが高いため、妊娠20週ごろまでは特に注意が必要と言われています。居住地での流行状況を自治体の情報などで確認し、流行っているときは人混みの多い場所への外出を控えるなど自衛策もとりましょう。生活に支障があるときは実家の協力を受け、里帰りするのもおすすめです。出産後は次の妊娠に備えて、自分も予防接種を受けることを忘れずに。

詳しくはこちら! >>妊婦で風疹抗体がありません。風疹の感染予防について教えてください!

風疹はワクチンで予防できる病気です。子供のころに予防接種を受けていても、抗体が少なくなっていることもあります。自分は大丈夫と思わず、まずは抗体検査を受けましょう。将来、妊娠を希望しているなら早めの検査をおすすめします。


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