授乳の基礎

2016/10/06

授乳時の姿勢と乳腺の詰まりを防ぐ方法

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授乳時の姿勢と乳腺の詰まりを防ぐ方法

毎日、授乳を続けると乳房にしこりが生じることがあります。原因は悪い姿勢での授乳や、毎日同じ姿勢で授乳していたことが考えられます。今回は、正しい授乳時の姿勢について解説します。

悪い姿勢で授乳をすると乳腺が詰まる場合がある

悪い姿勢で授乳をすると赤ちゃんが母乳を上手く吸うことができなくなり、乳腺が詰まる場合があります。乳腺が詰まると、乳房に痛みを伴うしこりが生じます。その状態を放置すると乳腺炎を起こすことがあるため注意が必要です。しこりを強く押したりしごくなどの刺激を与えると悪化する恐れがあります。まずは授乳の姿勢を整えることが大切です。

正しい授乳の姿勢

次のような姿勢を心がけましょう。

(1)顔と上半身を真っ直ぐにする
顔だけを乳房に向ける態勢では、母乳を上手く吸うことができません。耳と肩、腰のラインを揃えるように抱っこしましょう。

(2)乳頭に赤ちゃんの顔を向ける
乳頭に対して赤ちゃんの顔が傾いていると、母乳を浅く吸うことしかできません。乳頭を傷つける原因にもなるので、授乳クッションを用いて高さを調整しましょう。

(3)リラックスして座る
母親の姿勢が悪いと母乳を上手く飲むことができなくなります。また、肩や背中に負担がかかり、肩こりや腰痛などを引き起こす可能性があります。座り心地が良い場所にリラックスして座ることが大切です。

授乳の姿勢の種類

同じ姿勢で授乳を続けると、乳頭が傷ついたり乳腺が詰まる恐れがあります。授乳の姿勢には次のような種類があり、日ごとに変えることを推奨します。

(1)横抱き
赤ちゃんの首を支えつつ横向きに抱え、母親と赤ちゃんのお腹を密着させる姿勢です。赤ちゃんの顔が横向きになりすぎると母乳を上手く飲み込めなくなくため、授乳クッションなどを用いて、上体を少しだけ起こすことがコツです。

(2)縦抱き
母親の足に赤ちゃんを跨らせ、首を支えた状態で正面から乳輪部まで咥えさせましょう。

(3)ラグビーボール抱き
赤ちゃんを脇に抱えるようにし、授乳クッションを用い、顔と乳頭の位置を合わせます。

(4)添い乳
ベッドや床に寝た状態で授乳できる姿勢です。しかし、授乳中に母親が寝てしまい、無意識に赤ちゃんに乗しかかる恐れがあるため注意が必要です。

<まとめ>
同じ姿勢で授乳を続けると、乳腺炎を起こすことがあるので注意が必要です。様々な抱き方がありますが、赤ちゃんの首がすわっていない場合は必ず腕や授乳クッションで支えましょう。


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