母乳

母乳の分泌を促すための食事と注意点

母乳には赤ちゃんの成長に必要な栄養素がバランス良く含まれています。授乳回数が少ない場合は分泌量が低下している可能性があります。良質な母乳を多く分泌させるため、まずは食事を見直しましょう。今回は、母乳の分泌を促すための食事と注意点について解説します。

規則正しい食生活をおくる

母乳は血液から作られるため、分泌量を増やすためには血液を増やす必要があります。また、血液の質が悪いと栄養バランスが悪い母乳が出る可能性があります。血液の量を増やし、質を高められるような食事を摂りましょう。十分な量の母乳を分泌させるために、1日3食欠かさず食事を摂りましょう。

栄養バランスに優れた食事を摂る

脂質の摂り過ぎは乳児湿疹のリスクを高めるといわれています。乳児湿疹は皮膚が薄く、デリケートな乳児期に起こりやすい赤い湿疹の総称です。食事だけが乳児湿疹の原因ではありませんが、栄養バランスに優れた食事を摂ることが大切です。母親が摂取した栄養は母乳中に分泌されるため、過剰摂取したタンパク質が赤ちゃんの体内に入り、消化することが難しくなると湿疹が現れる場合があります。

身体を温める食品を摂る

血流を促進させるために、身体を温める作用がある次の野菜を積極的に摂りましょう。

(1)ほうれん草

(2)白菜

(3)ねぎ

(4)大根

(5)ごぼう

(6)にんじん

きゅうりやトマト、ナスなどは身体を冷やす作用があるため、摂り過ぎないよう注意が必要です。

水分と鉄分を積極的に摂る

血液中の赤血球や白血球、血小板などの血球成分を取り除いた部分である血漿は、約95%が水分で構成されているといわれています。水分が不足すると血液の粘度が高くなり、栄養や酸素を身体に循環させる働きが低下します。良質な母乳を作るために、水分を積極的に摂る必要があります。

日本人は鉄分の摂取量が不足している傾向があるため、積極的に摂ることを推奨します。また、血液から母乳が作られるために鉄分が不足しやすいといわれています。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、吸収率はヘム鉄が約15~25%、非ヘム鉄が約2~5%です。ヘム鉄はレバーやカツオ、うなぎなどの動物性の食品に含まれ、非ヘム鉄は卵や野菜、海藻類などに含まれています。

<まとめ>
母乳は血液から作られるため、母親の栄養状態が母乳の量や質に反映されます。身体を温める作用があるほうれん草やねぎ、大根やにんじんなどを積極的に摂りましょう。また、授乳中は鉄分が不足しやすいので、レバーやカツオなどからヘム鉄を摂りましょう。


2016/10/06

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