産後の腰痛

産後腰痛持ちに…。腰の痛みで赤ちゃんのお世話が辛い

出産は骨盤が緩んで大きく全開するため、ママの身体に相当な負担がかかってしまいます。出産を機に腰痛を発症する人も多く、産後の腰痛が治らず育児にも支障が出そうだという相談に対し、看護師さんや臨床心理士さんたちからのアドバイスです。

ママからの相談:「産後から4カ月続く腰痛。痛みのせいで育児に余裕が持てません」

産後4カ月ですが腰痛が続いていて、特に授乳中やオムツ替えの後は、横になり痛みが治まるのを待つほどです。授乳枕を使ったり、ストレッチなどしてもあまり効果がありません。赤ちゃんは可愛いのですが、今は何をしても腰の痛みが伴うためお世話が辛く感じ、この痛みさえなければもっと心に余裕を持って接することができるのにと思います。同じ悩みを持つママたちはどうしているのでしょうか。この腰痛は緩和されるのでしょうか。 (30代・女性)

腰痛や恥骨痛、足の付け根が痛むことも

出産により骨盤が緩むことで、腰や恥骨周辺、足の付け根付近に痛みが出ることもあります。また、赤ちゃんの抱っこや授乳などこれまであまり使わなかった筋肉を酷使することで、身体には大きな負担がかかってしまうようです。

産後は、歪んだ骨盤のために腰やお腹まわりの筋肉や恥骨周囲、足の付け根などにも痛みが生じ、また慣れない育児で無理な姿勢をとっていることも痛みの原因の1つです。骨盤の歪みは産後半年までが矯正しやすいといわれているので、骨盤ベルトを使用した方がよいですし、重い物を持ったり中腰など無理な体勢は控えてください。(産科医師)
出産時は最大限に骨盤が広がるため、産後は骨盤が緩い状態になり腰痛を引き起こします。また育児は、頻繁な抱っこや赤ちゃんの体重を支えながらの授乳など、これまでの生活ではあまり使わない筋肉を使うことになるため、身体に思わぬ負担がかかって腰痛を引き起こします。(臨床心理士)

腰周辺の筋肉をゆっくりと鍛える

骨盤ベルトなどの使用で骨盤の位置を元に戻したら、ゆっくりとした動きの体操で腰周辺の筋肉を鍛えるとよいようです。また冷えは大敵なので、普段から身体を冷やさないように注意しましょう。

骨盤矯正ベルトなどを使用すると、骨盤が元の位置に戻り腰痛は改善されるでしょう。次に、身体に負担をかけずに腰回りの筋肉を鍛えるため、ゆっくりとした動作の運動を行いましょう。例えば、四つん這いになり頭を下げて腰を上げる猫の背伸びのようなポーズや、仰向けで膝だけを曲げ左右にねじるストレッチも効果的です。これらの体操でも改善しなければ、整体や接骨院で診てもらうのも1つの方法です。(臨床心理士)
身体を冷やさないようにゆっくり湯船に浸かってマッサージし、お風呂あがりに腰痛体操を行ってみてください。横になる時は抱き枕やクッションを使い、楽な体勢で休みましょう。どれくらいで腰痛が治まるとはいえませんが、整骨院での矯正ですぐに解決したというママもいます。育児に慣れて、骨盤の歪みが矯正されれば治まるでしょう。(産科医師)

産後の腰痛に悩むママは少なくないようですが、出産による骨盤の歪みや無理な体勢での育児が原因のようです。今からでも骨盤矯正ベルトを使用し、腰の痛みが少し緩和したら、アドバイスいただいた腰痛体操なども試してみてはいかがでしょうか。


2016/10/20

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