腰痛

妊娠で腰痛が悪化。湿布薬は胎児によくない?

妊娠するとお腹の重みで、背中や腰に痛みが起きやすいようです。以前から腰痛がある相談者の方は、妊娠してから更に症状が悪化。湿布はよくないからとカロナールを処方されましたが、他に腰痛を緩和する方法はないのか看護師さんたちに聞いてみました。

腰痛についての相談:「妊娠中の湿布はなぜダメなの?腰痛改善に役立つ方法を教えて!」

10代の頃のケガで脊椎分離症になってしまい、妊娠前から腰痛持ちです。現在妊娠33週ですが腰への負担が辛く、寝ても起きても痛みがあります。インターネットで調べると妊婦でも使える湿布があるようですが、主治医は湿布は使わない方がよいという方針です。そのため痛み止めのカロナールが処方されていますが、この薬は安全なのでしょうか。他によい腰痛対策があれば知りたいです。 (30代・女性)

湿布薬は、胎児に悪影響を与える危険性が

湿布薬に含まれる成分が胎児に悪い影響を与えることがあるため、医師は内服薬で対処しているのでしょう。カロナールは妊婦さんでも内服できる安全な薬で、医師の指導の元で内服する分には特に問題はないようです。

湿布や痛み止めの塗り薬には、痛みの原因となる炎症を抑えるため血管を収縮させる作用があります。そのため、胎児の動脈管が収縮して充分な酸素や栄養が行きわたらず、成長障害や肺高血圧症を起こしたり、酸素不足で胎児が窒息するという悲しいケースもあるようです。(産科看護師)
市販薬なら「妊婦は注意・禁忌」などの表示があるものは使ってはダメです。それ以外に妊婦さんでも使えるものもありますが、購入時は薬剤師に相談した方がよいでしょう。カロナールは、赤ちゃんへの影響は報告されておらず、安全だとされている痛み止めなので、医師の処方のもと、痛みがある時に1日に1~2回の服用なら問題ないでしょう。(産科看護師)
湿布の成分が皮膚から吸収されて胎児に影響がある可能性もあるため、使用しない方がよいでしょう。カロナールについては、胎児に影響がない量で処方されているはずなので大丈夫です。(内科看護師)

なるべく姿勢を正し、軽い運動で身体をほぐして

妊娠中の腰痛は、突き出るお腹のせいで姿勢が崩れることや、ホルモンの影響もあるようです。軽い運動で筋肉をほぐし、身体の冷えに注意してください。

妊娠中の腰痛の原因は、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの影響や、大きなお腹で前傾してしまった骨盤や脊椎を、元に戻そうとするための筋肉の痛みだと言われています。なるべく正しい姿勢で過ごし、歩く時はできるだけ姿勢をまっすぐに保ちましょう。(産科看護師)
横になる時はクッションや枕を使い楽な姿勢をとり、体操や散歩で身体の筋肉をほぐすとよいでしょう。特に腰回りを冷やさないように注意し、妊婦帯などを利用するのもよいです。また、妊婦にヒールが高い靴はいけませんが、2cm程度の高さがある方が後ろに重心が傾き良いという意見もあるので、ご参考までに。(産科看護師)
妊娠時の腰痛は、なるべく楽な体位で安静にしている他ありません。出産後に腰痛を悪化させない為にも、無理のない姿勢と生活を心掛ける事が大切です。(内科看護師)

湿布が胎児に与える危険性については、看護師さんから説明があった通りですので、やはり医師の指示通り内服薬で対応するのがよいでしょう。運動不足だと筋肉が硬くなり、ますます腰痛が悪化することもあるので、無理のない範囲で身体を動かすとよいですね。


2015/02/17

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)