貧血

妊娠前から貧血気味…鉄分のサプリメントを飲むべき?

妊娠するとお腹の赤ちゃんのために、さらに多くの鉄分が必要となります。どうしたら今までより多くの鉄分を摂れるのか、戸惑う妊婦さんの声もよく聞きます。貧血に悩むママからの相談に産婦人科の看護師さんたちはどう答えたでしょうか?

妊婦さんからの相談:「妊娠前から貧血気味ですが、市販の鉄分のサプリメントを飲むべきですか?処方薬の鉄剤と違いはありますか?」

私は妊娠前から貧血気味でしたが、妊娠中に鉄分が不足して貧血になると、赤ちゃんの発達や母体に影響があると聞きました。家族や友人からも、鉄分の豊富な食べものを食べるようにと言われますが、レバーは大嫌いで食べられないですし、ほうれん草やひじきくらいしか思いつきません。鉄分入りの市販のサプリメントなどを飲むべきですか?貧血と診断されれば鉄剤を処方されるそうですが、処方薬とサプリに違いはありますか?(31歳、女性)

処方薬は病気の治療のため、サプリメントは栄養補助です

妊娠すると妊娠前の2倍の鉄分が必要になります。妊婦さんむけのサプリメントもありますから、主治医と相談してみましょう。

妊娠前から貧血気味ならば、鉄分がすでに不足している状態ですので補給は重要です。妊娠中に必要な鉄分摂取量は21.0mgで、通常の成人女性の2倍の鉄分が必要です。しかし鉄分を食品から摂るのは大変です。そこで手軽なのがサプリメントです。(一般内科看護師)
薬は病気の治療が目的ですが、サプリメントは栄養補助と考えて下さい。サプリメントは薬と違って、効果が出るまで時間がかかりますが、副作用は少ないです。食事で補えればいいのですが、心がけていても鉄分は不足しがちです。薬とサプリメント、どちらを使うかは必ず主治医と相談して決めて下さい。(産婦人科看護師)

鉄分の吸収をよくする工夫も必要です

レバー以外にも鉄分を豊富に含む食品はあります。また、摂り方を工夫することで鉄分の吸収率をあげることもできるようです。

レバーは鉄分を含む代表的な食品ですが、実は海藻類のほうが、鉄分の含有量は多いです。鉄分は、ヘム鉄、非ヘム鉄に分けられ、ヘム鉄は、レバー、卵黄、貝の佃煮、魚類など動物性のものに含まれ、非ヘム鉄は、ブロッコリー、小松菜、納豆、切り干し大根、海藻類など、植物性のものに含まれます。どちらもバランスよく食べなければなりません。(産婦人科看護師)
鉄分は身体に吸収されにくいので、ビタミンCやたんぱく質と一緒に取ることが大切です。魚と野菜を一緒に料理したり、食後に果物を食べてもよいでしょう。野菜と果物でスムージーを作ると一度にたくさんの量をとることができます。 (産婦人科看護師)
お茶やコーヒーに含まれるタンニンが鉄分の吸収を妨げます。お茶やコーヒーを飲むのでしたら、食事時以外で飲んで下さい。(産婦人科看護師)

ママと赤ちゃんのために鉄分補給は重要なことです。食事だけでは難しい時は、サプリメントやお薬の使用について、主治医に相談して検討してみましょう。


2015/02/17

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