男性不妊

2人目を授かるために気を付けることは?

体外受精で赤ちゃんを授かったという相談者。次の妊娠のことはまだ具体的には考えていませんが、今から何に気を付けていけばまた授かりやすくなるか、自分やパートナーの過去の病気は不妊に影響するのか、いろいろと質問を寄せてくれました。

30代女性からの相談:「2人目のタイミングについて」

今年の2月に体外受精にて第一子を出産しました。妊娠前の検査にて、主人の精子の運動率が悪く、数も少ないと診断され、体外受精をしました。3回目の胚移植でやっと授かることができ、嬉しく思っております。まだ生まれて間もないため、第二子のことは考えてはいませんが、凍結保管をしている胚盤胞についても、長く保管していいものかと心配をしております。精子の運動率などは生活習慣によっても影響するということで、直近の検査はしてみるべきでしょうか。また過去に、川崎病にかかったことが不妊に影響しているとは考えられますか。(30代 女性)

川崎病の影響について

過去にかかった川崎病が不妊に影響しているかどうかは、専門家の間でも認識が分かれるようです。また、男性が思春期以降におたふく風邪にかかっていた場合、睾丸炎を併発し、精巣の機能が低下している可能性があります。こちらは不妊の原因の一つに数えられます。

川崎病は高熱が続き、全身の血管に炎症を起こす疾患で、後遺症として心筋梗塞や狭心症などの血管の疾患を起こすことがありますが、不妊には関係していないと言われています。(医師)
川崎病にかかることで、不妊の原因になるということも言われていますよね。不妊に影響をしているかどうかは定かではありませんが、その可能性は否定できません。他にも思春期以降のおたふく風邪の合併症で、精巣がダメージを受けたりしていることもあるので、そこも確認してみるといいかもしれません。(看護師)

毎日の生活の中で気を付けること

男性の不妊の原因は様々ですが、不規則な生活やストレス、暴飲暴食や運動不足など日々の生活習慣に関わることも大きな要因です。なかでも、飲酒や喫煙を控えることは不妊治療の基本とされています。

おっしゃるように、精子の活動性や勃起不全、精力の減退は生活習慣も影響しています。精力を高めるためには、できるだけ規則的な生活で、毎日の軽い運動を心がけてください。亜鉛を含む魚介類を中心に、タンパク質やビタミン・ミネラル・乳製品などバランスのとれた食事を摂るようにしてください。高脂肪・高カロリー・インスタントなどは控え、飲酒、喫煙も控えた方がいいでしょう。ストレスや疲れをためないこと、睡眠をしっかりとるようにしてください。その時の体調にもよりますが、次の妊娠をお考えでしたら、ご主人も一緒に受診した方がいいでしょう。(医師)
冷凍保管をしている胚盤胞については、夫婦でお話をされてからどうするか決められるべきでしょう。保管は半永久的に可能ですので、特に期間が過ぎれば質が落ちるというものでもありません。2人目をお考えであるのであれば保存していてもいいのではないでしょうか。精子の運動率や量は生活習慣に影響されます。すぐに2人目を考えていないのであれば、検査をする必要もないと思いますよ。(看護師)

不妊治療は長期にわたる場合が多く、夫婦ともに根気強く続けていくことになります。日頃からコミュニケーションを密にし、オープンに話し合える環境を作っておきましょう。食事や運動に関わる生活習慣についても、お互いに協力し合いながら妊活を進めていくうえで改善することが望ましいでしょう。


2016/10/26

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