便漏れ

2015/02/22

産後の便漏れ。肛門がゆるくなったことが原因?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後の便漏れ。肛門がゆるくなったことが原因?

赤ちゃんを出産後、尿漏れに悩む女性は少なくないようですが、おしっこではなく便が漏れてしまうということはあるのでしょうか。排便の度にきれいに拭き取っても、少し経つと少量の便が漏れているという悩みに、看護師さんたちの回答とは。

産後の便漏れについての相談:「産後、尿漏れではなく便漏れに悩んでいます」

妊娠中や産後の尿漏れはよく聞きますが、便漏れで悩んでいます。妊娠中ひどい便秘に悩まされ、時には出血することもありました。産後も続き、授乳が終わってやっと便秘は解消したのですが、今度は大便をしっかりと拭き取っても、しばらくすると肛門に液状の便がついているのです。便秘のせいで肛門がゆるくなるのでしょうか。肛門科にいけば治るのか、恥ずかしくて1人で悩んでいます。(30代・女性)

肛門周辺の筋力低下が、便漏れの原因に

尿漏れ同様、肛門周辺の筋肉が緩むことで便漏れは起こります。出産後すぐに症状が出なくても、しばらく時間が経ってから便漏れになることも。また出産時に肛門括約筋が損傷した可能性もあり、場合によっては肛門科を受診した方がよいこともあります。

自然分娩された方は、骨盤底筋の筋力低下のため尿漏れの症状がよく現れますが、便漏れも同じことです。出産時に肛門括約筋が緩んだり損傷し、便が漏れやすくなったと考えられ、この症状は出産後すぐにおきたり、産後しばらくしてから現れたりします。症状が軽症なら、便を整腸剤でちょうどよい柔らかさに調整したり、骨盤底筋の運動でも改善されます。(産科看護師)
妊娠中の便秘が原因というより、お産(経膣分娩)により肛門括約筋が裂傷を起こしたからでしょう。赤ちゃんの頭が肛門の筋肉を長時間圧迫して、肛門が長い間開いている状態になります。すると肛門括約筋の強度が低下して肛門が緩くなり、便漏れなどが起こる原因になります。(内科看護師)
出産時の会陰裂傷にての肛門括約筋の損傷もあります。軽傷なら骨盤低筋体操などで自然治癒することもありますが、程度によっては投薬・手術が必要な場合もあるので、肛門科を受診した方がよいかもしれません。 (看護師)

1日数回、肛門を引き締める運動を!

緩んでしまった肛門括約筋を元に戻すため、1日に数回肛門を引き締める運動などを行いましょう。また、便秘や下痢にならないよう食事に注意し、便の状態を整えることも大切です。

産後の骨盤底筋の運動の指導はありましたか?簡単な方法として1日数回、肛門をきゅっと引き締める運動や床に座ってのお尻歩きがあります。便秘気味なら水分量を増やし、乳製品や繊維質を含む食品をとって、下痢をしない程度に便を柔らかくしてください。改善されないようなら、産後の健診時に主治医や助産師に相談するとよいでしょう。(産科看護師)
肛門は周りの筋肉に支えられて普段は閉じた状態ですが、骨盤が広がり歪むことで肛門は開きっぱなしになるので、骨盤を引き締め歪みを整える事が大切です。太ももに本を挟んだまま軽いスクワットをすると、骨盤の歪みが整い便漏れも解消されますよ。(内科看護師)

肛門括約筋を動かすストレッチで解消するようなので、1日数回、時間を見つけて試してみてください。それでも改善しない時は肛門科を受診するか、産科の医師に相談してみるのもよいでしょう。


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