人工授精の基礎

人工授精の回数が病院によって違うのはなぜ?

通院する医療機関によって人工授精の回数が異なりますが、なぜ回数に違いが出てくるのでしょうか。

人工授精に関する相談:「人工授精の回数」

妊活中です。最初の病院では人工授精は3回が目途で、2回の挑戦で妊娠に至らないまま、転居のために転院となりました。次の病院では、最初の病院ではやらなかった検査を受けました。この検査結果をもとに、人工授精か体外受精か判断するそうです。今度の病院では、人工授精は5回が目途と言われました。病院によって回数が違うのはなぜですか。(30代・女性)

人工授精の回数の違い

妊活で2つの病院に通うことになった相談者さんですが、それぞれの病院の説明によると人工授精の回数に違いがあるようです。回数が違うのは、なぜなのでしょうか。

クリニックによって、または医師によって人工授精に対する方針に多少の差があるかもしれません。相談者さんの最初の病院と今回の病院の回数の違いも、おそらくは病院や担当医師の方針の違いではないでしょうか。(看護師)
確かに、人工授精の回数は医療機関によって異なります。回数を重ねるにつれ妊娠する確率は低くなり、5回目・6回目ではかなり低くなってしまうため、通常は6回目くらいを目安として次のステップに進めることが多いようです。(看護師)

人工授精についての一般知識

回数の違いの理由は、担当医師に聞かないことには断定できないようです。医師と話をするにあたり、この機会に人工授精についての一般知識を押さえておきましょう。

人工授精を3~6回程度行えば、統計上は妊娠に至ることが多いようです。(看護師)
人工授精による妊娠率は10%程度です。1度で妊娠が成立すればそれに越したことはないですが、一般的には複数回行うことで妊娠に至るケースが多いようです。(看護師)
あくまでも一般的な目安ですが、人工授精の回数は多くても6回くらいまででしょう。回数を重ねても妊娠に至らない場合は、体外受精にステップアップするのが一般的です。(看護師)
人工授精は年齢が高くなるにつれ、確率も下がります。数を重ねて赤ちゃんを授かる方もいますが、一般的には受けるならなるべく早く、年齢が低いほうが成功率は高くなります。 (看護師)
人工授精に比べて、体外受精のほうが妊娠率は高いとされています。では、はじめから体外受精を行えばいいのではないかという疑問が生じると思いますが、体外受精の費用は人工授精に比べて高くなります。患者さんの負担を考慮して、まずはタイミング法、人工授精、そして体外受精とステップアップしていくのが一般的な流れです。(看護師)

人工授精の結果はもちろん、患者さんの負担や体調などを考慮して治療方法が決定されるようです。わからないことは担当医師に率直に相談しながら、妊娠を目指していきましょう。


2016/10/30

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