熱中症

子どもの高熱、原因は風邪?それとも熱中症?どう見分ける?

ついさっきまで元気に遊んでいた子どもが急に熱を出した時、原因は風邪なのか熱中症なのか判断がつかないことがあります。どうやって見分けたらいいのでしょうか。子どもの熱について専門家に聞いてみました。

ママからの相談:「子どもの風邪と熱中症の見分け方は?」

元気に遊んでいた娘がお昼寝後、高熱を出しました。日当たりのよい部屋だったため熱中症かと思いましたが、症状は熱のみで変わらず遊んでいました。熱が出た時、風邪と熱中症はどうやって見分けるのでしょうか。熱中症の場合、病院への移動時間や待ち時間が心配です。家庭でできる対処法を教えてください。(20代・女性)

症状が違う風邪と熱中症。吐き気や40度以上の高熱は熱中症

風邪と熱中症は、症状が違います。吐き気や40度以上の熱は熱中症の症状です。

子どもは体温調節機能が未熟で、外の環境の影響を受けやすく代謝がよいため、たくさん汗をかき脱水になりやすいです。短時間でもすぐに熱中症になってしまいます。(看護師)
暑く風通しの悪い部屋ではすぐ熱がこもり、体温が異常に上がるため、お昼寝の環境には注意しましょう。言葉が話せない赤ちゃんは、喉が痛い・頭が痛いなど、風邪の前駆症状を訴えられず急に高熱が出て、風邪とわかることが多いです。(看護師)
熱中症と夏風邪は、症状が違います。個人差はありますが、夏風邪とは違う熱中症の症状には、軽度でも筋肉が硬くなったり、手足のしびれが出ることなどがあります。重症化すると風邪では基本的に出ない吐き気を催し、実際に嘔吐することがあります。40度以上の高熱も、夏風邪にはない熱中症の症状です。また、意識障害や運動障害が出てぐったりします。(看護師)

熱中症になったら熱を発散させて。場合によっては救急車を

熱中症になったら、身体にこもる熱を発散させましょう。意識障害やけいれんなどがあれば、すぐに救急車を呼びましょう。

38度以上の熱で、身体が熱い・顔が赤い・ぐったりしていれば、熱中症の可能性があります。そんな時はまず、風通しのよい涼しい場所に寝かせます。脱がせられる服は脱がせ、こもった熱を発散させて、首筋やワキの下、足の付け根など、太い血管が通っている部分をアイスノンなどで冷やし、水分補給もしましょう。(看護師)
高熱が出る病気は他にもあり、熱だけでは、風邪なのか熱中症なのか、他の病気なのか判断は難しいです。熱があっても食欲があり、おしっこも出ていて、いつもどおり遊んでいるなら急を要しません。水分補給をし涼しくして、他に症状が出ないか様子を見ましょう。(看護師)
熱中症になったら霧吹きなどで、身体に霧をかけて拭きます。水風呂がよいともいわれますが、表面の血管が縮み熱が下がりにくくなることがあります。万が一、反応が鈍い・呼吸が弱い・けいれんなどあれば、救急車を呼びすぐに病院へ行きましょう。(看護師)
室温調整をしっかりしましょう。扇風機などで体温を飛ばすのも有効です。もし意識障害があれば、救急車を呼ぶことは当然ですが、足を高く上げ、横になるようにしましょう。(看護師)

風邪と熱中症は症状が異なります。熱中症の場合、身体にこもった熱を発散させましょう。意識障害やけいれんがあれば、救急車を呼びましょう。


2016/11/02

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