熱中症

子どもの水分補給とエアコンの温度設定について教えてほしい

夏になると気を付けたいのが、水分補給やクーラーの使用についてです。子どもも大人と同じでよいのでしょうか。それとも、特に気をつけるべきことがあるのでしょうか。看護師さんたちのアドバイスを見てみましょう。

ママからの相談:「暑い時期の水分補給について」

乾燥している時期、汗をよくかく暑い夏の日などの子どもの水分補給について相談です。大人が喉が渇いたと思う同じタイミングでイオン水などあげたらよいのか、もっとこまめにあげるべきか悩んでいます。また、クーラーを使用する際の部屋の適温は何度くらいなのでしょうか。寒すぎても風邪を引きそうですし、暑すぎても熱中症が心配です。子どもは自分で訴えることができませんから、親が気をつけなければならないと思っています。(20代・女性)

汗をかきそうなタイミングやおしっこが減った時に

授乳で水分を補いきれない状況の時、水分補給をしてあげるとよいようです。汗やおしっこの状態、体調に応じて与えましょう。

赤ちゃんの水分補給は、母乳やミルクで足りていると言われています。ただし夏の暑い日や、すぐに授乳のできないお出かけの際などは、別の水分補給も必要です。5カ月頃の離乳食が始まる時期からは、ベビー麦茶などのお茶も飲めるようになります。離乳食と一緒に・たくさん遊んだ後に・お風呂上りに・お昼寝の後になど、汗をかきそうなタイミングで飲ませてあげるとよいでしょう。(看護師)
おしっこの量が減った時には、こまめに授乳をしたり、お茶などを飲ませてあげましょう。熱を出して汗を大量にかいたり、嘔吐・下痢などで電解質が失われるような状態であれば、赤ちゃん用のイオン水を飲ませるのもよいですが、日常的な水分補給は、水やお茶で十分でしょう。(看護師)

室温だけでなく湿度と風も考慮にいれて

適正な室温の目安はありますが、それだけでなく子どもの身体の状況や、部屋の湿度や風通しなどにも注意しましょう。

室温については、赤ちゃんにとっての適温は夏は25~28℃、冬は20~23℃が目安といわれています。赤ちゃんの体質によって個人差はあります。適温かどうかは、まず手足とお腹の温かさを見ましょう。手足はひんやりしていてもお腹がぽかぽかしていたり、手足が暖かくてもお腹が冷たくなっている場合は、お腹の温かさに合わせて調整してあげるとよいでしょう。また、首の後ろや背中に汗をかいていないかも確認しましょう。(看護師)
室内環境は、湿度と風も重要です。クーラーを使用すると乾燥しやすくなるので、湿度を40~60%を保つように気をつけましょう。また、扇風機の風が持続的に当たっていたりすると、室温は低くなくても身体が冷えてしまいますし、反対に室温は適温でも風通りが悪いと熱がこもってしまいますので、風の調整にも注意しましょう。(看護師)
赤ちゃんは大人よりも基礎代謝が高いので体温が高めです。また体温調整機能も未熟なので低すぎる室温だと身体が冷えすぎてしまうことがあります。27度設定にするにしても、サーキュレーターなどで空気を循環させて均一に27度になるようにしましょう。(看護師)

汗やおしっこの状況など、子どもの体調に合わせて水分補給を適宜行いましょう。また、適正な室温の目安を参考に、湿度や風通しも考慮に入れて調整するとよいでしょう。


2016/11/02

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