熱中症

暑い地域でのサッカー合宿、熱中症が心配です

子どもがスポーツするうえで注意が必要なのが、夏の熱中症対策です。暑い地域でのサッカー合宿の予定があり、練習中や試合中の熱中症が心配だというママに対し、看護師さんたちはなんとアドバイスしているでしょうか。

ママからの相談:「サッカーの熱中症対策について」

春から5歳の子どもがサッカークラブに入って練習を始めました。夏には地方のクラブと一緒に対抗試合があって、暑い南国の地域へ合同合宿に出かける予定です。初めての合宿は子どもにとってもいい経験になると思いますが、夏ですから昼間のトレーニングや試合中に子どもが熱中症になって倒れてしまうのではないかと不安です。児童が熱中症にならないためにはどうしたらよいのか、具体的な対策を教えてください。(20代・女性)

なんといっても水分補給が最重要

子ども自身にのどが渇いた自覚がなくても水分補給は必要です。スポーツドリンクを薄めてこまめに与えてください。また、普段から食事や休息に注意したり、休憩時間に首を冷やしたりすることで、熱中症を未然に予防できます。

急に暑い地域に行ったり、環境が変化すると子どもは温度調節機能が未熟なため、大人より熱中症のリスクが高くなります。最も大切な事は「水分補給」です。脱水状態になると、身体に熱がこもり熱中症が重症化する可能性があります。運動の最中は、こまめに水分補給をさせましょう。のどが渇いた自覚がなくても、身体に水分が足りていない場合もあります。子どもは自分で判断ができないので、こまめな水分補給を促しましょう。(看護師)
水だけを飲ませると、ナトリウムや電解質が補充されず、脱水が改善されません。スポーツドリンクを一緒に飲ませるようにするとよいでしょう。ただし、スポーツドリンクは糖分も多くのどの渇きを助長するので、水で2倍程度に薄めて飲むとよいでしょう。(看護師)
脳に近い首の血管を冷やすことで、正常な体温調節を助けてくれます。休憩のタイミングなどで、アイスノンや冷たいタオルなどを首に当ててあげるとよいでしょう。(看護師)
食事と睡眠も重要です。暑いから食事をあまり摂らなかったり、睡眠不足になってしまうと熱中症になりやすくなります。食欲がなくても補助として食べられるものを準備したり、寝る環境を整えるなども必要です。(看護師)

合宿中はクラブの指導者と協力して対策を

合宿中はクラブの指導者も子どもの身体の状況に気を配りながら練習や試合を行うはずです。よく連携を図り、プレイ中の様子にも注意して、早めの対策を心がけましょう。

一番おすすめしたいことは、クラブの指導者や合同合宿に同行する責任者などにどのような対策を考えてあるのか、準備してあるのかを確認することです。(看護師)
まず試合中にいつもより疲れた様子が見られたり、動きが鈍かったりすると脱水や熱中症の可能性があります。そんな時は早めに日陰で休憩させて、水で湿らせたタオルで首や太ももの付け根などを冷やしてあげましょう。(看護師)

熱中症対策で大切なのは水分補給です。薄めたスポーツドリンクをこまめに飲ませましょう。普段から栄養や休息に注意し、休憩時間には首などを冷やすよう教えましょう。合宿中は指導者と協力し、練習や試合中の様子に気を配りながら早めの対策に努めましょう。


2016/11/03

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