排卵日の基礎

40代の妊活、自己流タイミング法における注意点は?

子宝を望み努力しているにも関わらず年齢を理由に難しいと指摘されてしまい、自己流のタイミング法で自然妊娠に向けて頑張っているママに対し、専門家はどのようなアドバイスをしているでしょうか。

妊活についての相談:「自己流タイミング法の注意点は?」

43歳で結婚し、すぐに子どもが欲しかったので不妊症検査と並行して当帰芍薬散とデュファストンで治療を行いました。病院で排卵チェックや漢方薬の治療も行いましたが、医師や漢方薬局の「その年ではどうせ無理」という態度や心無い言葉にショックとストレスを感じ、現在は排卵検査薬での排卵チェックと基礎体温での自己流タイミング法しか行っていません。排卵検査薬を使用したタイミング法の注意点について教えて下さい。(40代・女性)

排卵検査薬を使用したタイミングの図り方について

排卵検査薬は、尿に分泌される黄体形成ホルモンにより排卵時期を判定するものです。一般的に陽性が出てから排卵が起きるので、基礎体温が最も下がったときに検査薬で陽性が出たらタイミングです。さらに排卵の1~2日前に試みると、妊娠する確率はより高くなります。

排卵検査薬は、排卵が近づくと分泌が盛んになる黄体形成ホルモンが尿に混ざることで判定されます。検査薬にもよりますが、通常検査薬で陽性が出てから24~48時間で排卵が起きるので、陽性が出てからタイミングを図っても遅くありません。検査薬を使用するときは、説明書にある判定法に従ってください。自己流でタイミングを図る場合は、基礎体温が最も下がった頃に検査薬を使用し、排卵検査薬で陽性が出てから試みてください。(産婦人科医)
排卵検査薬を正しく使っていれば、排卵日が100%に近い確率で分かるといわれています。しかし排卵日当日よりも、あらかじめ精子が子宮内にいる場合の方が妊娠し易いため、排卵日の1~2日前にタイミングを図る方が妊娠する可能性は高くなります。(臨床心理士)

排卵日は、子宮口やおりものの変化でも特定できる

自己内診で子宮口の状態を確認する「福さん式」や、おりものの状態の変化によっても排卵日を特定しタイミングを図ることができます。

ここ最近は「福さん式」という自己内診による排卵日特定法の有効性が話題になっています。子宮口が緩く開いて、下の方まで下がっている時が排卵日の2~3日前(妊娠し易い時期)だとされています。自分の手で子宮の変化を確認し、普段よりも指が子宮口に届き易い位置にあると感じたら、また子宮口が柔らかくなっていると感じたら、排卵期が近づいていると考えてタイミングを図るとよいでしょう。(臨床心理士)
おりものが卵の白身に少しヨーグルトと牛乳を混ぜたような糸を引くゼリー状になったら、4~5日後に排卵すると言われています。自分でおりものの様子をチェックし、それによって排卵日を確認し、タイミングを図るのもよいでしょう。(臨床心理士)

信頼できる専門医による不妊治療も視野に入れて

45歳を過ぎると自然妊娠の確率は低下するので、信頼関係が持てる専門医を受診し、不妊治療に踏み切った方が確実です。

医師や薬剤師がそのような態度や発言をするのは考えられませんし、憤りを感じます。確かに45歳を過ぎると自然妊娠の確率は約5%まで低下しますが、絶対に妊娠できないわけではありません。しかし、子どもを希望するなら、排卵誘発剤の使用や体外受精に踏み切った方が確実だと思います。夫婦で一緒に受診した方がよいので、その場合は信頼関係が持てる不妊治療専門の機関を受診してください。(産婦人科医)

排卵検査薬で陽性が出たらタイミングを図るとよいですが、基礎体温の低下、子宮口やおりものの状態の変化も併せて排卵日を確定するとよいようです。年齢的に自然妊娠の確率は低下するので、信頼関係の持てる専門医のもとで不妊治療に踏み切ることも一案です。


2016/11/05

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