排卵検査薬

排卵検査薬の見方がわからない…薄い線は陽性?

高い確率で排卵日を教えてくれる排卵検査薬ですが、結果の見方がよくわからない人が多いようです。今回の相談者もそんな一人です。線が濃く出たり薄く出ることがあり、どちらが陽性かよくわからないと悩んでいます。専門家からはどんなアドバイスが寄せられたのでしょうか。

排卵日についての相談:「検査薬の薄い線は排卵しそうな時期ということですか」

基礎体温をチェックし、排卵日と思われる付近に子作りをしていますが、半年経っても妊娠できません。市販の排卵検査薬も使用していますが、うっすらとしか線が出なかったり、濃く出た時に行為してもなかなか妊娠せず信用できません。うっすらと線が出た時は排卵しそうな時で、濃く出た時はちょうど排卵していると考えてよいのでしょうか。濃く出た時はすぐにでも性行為をしないと、タイミング的には遅いのでしょうか。(30代・女性)

検査薬の判定結果を正しく判断して。薄い線は陽性ではない

排卵日を特定するうえで役に立つ排卵検査薬ですが、結果を正しく判断することが大切です。濃く現れた線が陽性で、排卵が近いことを意味しています。線が出た日が排卵日ではありません。

排卵近くになると、黄体形成ホルモンの分泌が盛んになり、このホルモンが尿に混ざることで検査薬に反応がでます。検査薬ではっきりした陽性がでてから24~48時間以内に、排卵が起こるといわれています。ですから、濃く出た時に排卵しているのではなく、排卵日がより近いと考えてください。また検査薬の説明書にある判定条件に合っていなければ、正しい判定とはいえないでしょう。(産科・婦人科医師)
排卵検査薬は排卵日が100%に近い確率でわかるといわれますが、結果を勘違いしてしまうこともあります。排卵検査薬は、排卵直前に分泌量が急増する黄体形成ホルモンに反応し、排卵日を特定します。黄体形成ホルモンは常に分泌しているので、排卵日前でなくても反応し、テスト結果ラインに薄い線が現れることがあります。しかし、これはあくまでも陰性で、濃くはっきりした線が現れた場合が陽性です。(臨床心理士)

卵子よりも寿命が長く、膣内でも生存する精子。排卵前にセックスを

精子は卵子より寿命が長いうえに、膣内でも生存可能です。排卵が起きる前にセックスをして、子宮内に精子を待機させておきましょう。

妊娠しやすい時期は、排卵日2日前・前日・当日・翌日の順になり、精子が子宮内で待機している方が妊娠の確率が高くなるといわれています。精子は長ければ1週間ほども子宮内で生存できますから、基礎体温が下がって検査薬ではっきりした陽性がでればタイミングを図ってください。(産科・婦人科医師)
卵子の寿命はだいたい1日です。24時間以内に精子と出会えれば、妊娠の可能性が高まります。一方、精子は膣内に射精されてから3〜7日間は寿命が続きます。従って数字上では、排卵が起きる前数日間にセックスすれば、妊娠できるといえるでしょう。(臨床心理士)

排卵検査薬の結果は、正しく判断しましょう。薄い線は陰性で、濃い線が陽性です。線が出たら排卵が近い合図です。精子の方が卵子よりも寿命が長いので、排卵前に行為を行い子宮内に精子を待機させ、妊娠しやすい状況を整えましょう。


2016/11/06

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