薬の飲ませ方

2014/07/29

赤ちゃんに処方された風邪薬。1回量を間違って、1日分全部飲ませちゃったけどどうしよう?!

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

赤ちゃんに処方された風邪薬。1回量を間違って、1日分全部飲ませちゃったけどどうしよう?!

赤ちゃんが風邪を引いたりして病院を受診した際、飲み薬としてシロップ薬が処方されますよね。薬の容器には目盛がついていて、薬剤師さんや看護師さんから内服量などの説明を受けますが、帰宅してからいざ飲ませようとする時「あれ?どの目盛だったっけ?」などと、一瞬戸惑ってしまうことはないでしょうか?

もしもうっかり、間違った量を服用させてしまっても大きな問題はないのかどうか、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイトなるカラで、看護師さんや薬剤師さんにお話を聞いてみました。

ママの疑問:「0歳児に誤って1日量の薬を1回で飲ませてしまい、あわてて病院に尋ねると『大丈夫』と言われたのですが・・・」

赤ちゃんに処方されたシロップ薬の目盛を見間違い、1回の服用で1日量全てを飲ませてしまったというママですが、病院に相談すると「特に問題はない」と言われました。でも1日3回に分けて飲む薬を、一度に飲んでしまっても問題がないという回答に、疑問を感じているとのことですが・・・。

子供が0歳のころ、風邪の症状があったので病院を受診して薬を処方してもらいました。薬は飲料タイプのシロップ薬で1つの容器に3日分入っていて、目盛の部分に3本の線がマジックで書いてありました。しかし1目盛りが1回分だと勘違いして、1日量を1回で飲ませてしまい、その瞬間に子供が吐きもどしたため分量を間違っていることに気づきました。あわてて区の相談所や病院に薬の名前を言って事情を説明すると、問題ないという答えでした。しかし私は、3回分を一度に飲ませてしまっても問題がないという答えにすごく疑問を感じています。

すべての薬がそういうわけではないと思いますが、本当に問題ないのでしょうか?もし問題がないのなら、なぜわざわざ3回にわけて服用する必要があるのでしょうか?

薬を分けて飲むのはその効果を1日中継続させるため。一度に飲んでしまうと残りの服用回数分だけ、薬が効かない時間帯が出てきてしまいます

薬を処方する際、お子さんの年齢・体重から量を計算して1日の必要量を割り出します。できるだけ継続して薬の効果が得られるように、1日のうち数回に分けて飲むのですが、飲む分量を誤ってしまったとしても、倍量ぐらいであれば大きな副作用は出ないことがほとんどです。

しかし全ての薬がそうだというわけではなく、処方される薬の種類によっては重篤な副作用が起きることもありますので、内服の際は分量をよく確認することが大切です。

薬は、決められた用法容量を守ることで高い効果が得られますので、1日量を1回で飲んでしまっても問題はないのですが、お薬の成分が体の中ですごく濃度の濃い時間と薄い時間が出てきてしまうので、継続した効果が得られないということになります。(看護師)
薬を3回に分けて飲むのは、体の中の薬の濃度を保つためです。3回分を1回で飲んだら、その時間は薬の濃度が一気に上がりますが数時間後には下がっていくため、その後はお薬の効果が得られない可能性があるということです。(薬剤師)
お薬は年齢や体重で、その成分が一番有効に作用する1日量というものが決まっているのですが、間違って倍量ほど飲んでしまっても大きな副作用は出ず、出たとしてもお腹が緩くなるなどで済むことが多いです。(看護師)

薬によっては重篤な副作用が出ることも!十分注意してください!

今回のお薬では「1日分をまとめて飲んでも大きな副作用は出ない」と言われたようですが、薬によっては、重篤な副作用が出る可能性のあるものもあります(看護師)
今回は大半を吐き戻して大事には至りませんでしたが、お薬は適量を飲めばお薬ですが、間違った飲み方をすれば毒にもなり得ます。小さなお子さんにお薬を飲ませる際は、十分に注意してあげてください(看護師)

お薬を分けて飲むように指示されるのは、できるだけ長い時間一定の効果を得られるようにするためなのですね。間違って1日量を1回で飲んでしまっても、大きな副作用が出ることはほとんどないと聞いて、少し安心した方も多いのではないでしょうか?

しかし看護師さんも言っているように、処方されるお薬によっては重篤な副作用が出る場合もありますので、お子さんに薬を内服させる時は十分な注意が必要です。


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