妊娠中の病気・身体の悩み

妊娠後期でお腹が大きいせいか、身体が痛い…対処法は?

妊娠後期のママの悩みの一つに、腰や膝など身体の痛みがあります。お腹が大きくなり体重も10キロ近く増えるのですから、身体にかかる負担が大きいのは当然です。身体の痛みに悩むママに看護師さん達の答えは。

妊娠後期のママからの相談:「お腹が大きくなったときの身体の痛みや寝苦しさを軽減する方法は?」

現在妊娠36週の妊婦です。9カ月頃からお腹が急に大きくなり、膝、腰、肩や首などあらゆるところに痛みを感じます。特に腰、尾てい骨付近は座る時、立つ瞬間などに痛みがきます。肩や腰は主人にマッサージしてもらうのですがあまり効果がありません。また寝る時も横向きでしか寝られず、寝苦しいのにお腹が大きく動きにくいので寝返りするのも一苦労です。身体の痛みや安眠に効果のあるものがありましたら教えて下さい。(30代、女性)

良い姿勢を保ち、適度な運動を。骨盤ベルトも試してみましょう

お腹が大きくなって背中が反り気味になると、身体の痛みが引き起こされるようです。妊婦さんむけの腰痛体操にトライしても。

お腹が大きくなると骨盤や背骨が前傾して姿勢が悪くなったり、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの影響などで腰痛がおこるだけでなく、妊娠後期には骨盤が広がりやすくするため、尾てい骨や恥骨が痛くなります。(産婦人科看護師)
身体の痛みの対応策を4つあげます。

1.適度な運動:運動で出産に必要な筋肉が鍛えられ、赤ちゃんが大きくなりすぎるのを防止し、背部や腰部の筋肉も鍛えられますので、身体の痛みの改善が期待されます。

2.マッサージ:旦那様が行う妊婦さん用のマッサージを紹介しているサイトもあるので参考にして下さい。マタニティマッサージをしている整体もあります。
 
3.ガードルなどの使用:(妊婦さん用の)骨盤ベルトやガードルなどで骨盤が安定するよう固定すると、痛みが良くなることが多いです。

4.良い姿勢を心がける:妊娠中は背中が反りがちになり、背部や腰部に負担がかかります。背筋を伸ばして良い姿勢を保ちましょう。(一般内科看護師)
高いヒールはいけませんが、2センチくらいヒールがある方が、重心が後ろに傾き、歩きやすいという意見もあります。(産婦人科看護師)
妊婦さんの腰痛体操は病院でも教えてくれるので、主治医や助産師に聞いてみてください。(産婦人科看護師)

就寝時は抱き枕等を活用して。湿布薬の使用には注意も必要です

妊娠後期に安眠が難しくなるのは、ある程度は仕方がないですが、工夫次第で変わることも。

お腹が大きくなることや胎動で後期には不眠がちとなるものです。横向きで抱き枕を抱いて寝る、タオルを折り畳んだものを足の間に入れる、眠りやすい姿勢を探すなどの工夫で睡眠の質が良くなるはずです。(一般内科看護師)
痛み止めを使う場合は、市販のものでも妊婦には注意などの表記がなければ使ってもかまいません。用量、用法を守り、短期間の使用にして下さい。湿布には妊婦さんは使ってはいけないものがあるので注意が必要です。湿布の成分が筋肉の炎症を抑えるため、血管を収縮させるのですが、胎児の動脈管も収縮させて胎児が栄養や酸素不足になり、悪影響を与える場合があります。(産婦人科看護師)

妊婦さん用の骨盤ベルトなどで骨盤を安定させる、良い姿勢を保つといったことで、痛みが改善することもあります。痛み止めや湿布薬の使用には注意が必要ですから、気をつけましょう。


2015/02/26

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