妊娠うつ

2015/02/27

妊娠中のうつ病。胎児に影響を与えず治療はできる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中のうつ病。胎児に影響を与えず治療はできる?

妊娠するとホルモンバランスの乱れや不安などから、うつ病になってしまう人もいるようです。過去にうつ病を患ったことがある相談者の方は、妊娠したことでまた症状が出たらと悩んでいますが、看護師さんたちは何とアドバイスをしているのでしょうか。

うつ病について妊婦さんからの相談:「妊娠中にうつ病を発症しても、治療は可能?」

妊娠21週になる妊婦です。私は3年前にうつ病を患い治療をしていましたが、徐々に病状がよくなり減薬し、1年前に完治しました。しかし妊娠してから精神的に不安定になることがたまにあり、また病気がぶり返すのではないかと心配しています。妊娠している状態でうつ病の治療はできるのでしょうか。胎児に影響のない、精神安定剤や抗うつ剤はあるのか教えて下さい。(30代・女性)

薬の他にも、心理療法などで対応可能

妊娠中にうつ病になってしまった場合、薬の他に心理療法などの治療が可能です。また必要であれば、妊娠中でも胎児に影響の少ない安定剤など処方してもらえることもあるようです。

どうしても精神的に不安定な時は、薬で和らげることも必要です。妊婦さんも使える安定剤や睡眠薬もあるので、主治医に相談してください。薬を飲むことに抵抗があるなら、心理療法士のカウンセリングを受けるという方法もあります。(産科看護師)
うつの症状にもよるので一概には言えませんが、一般的に使われるイミプラミン(トフラニールやイミドール)やクロナゼパム(リボトリールやランドセン)は、比較的胎児に影響が少ないと言われています。妊娠中のうつ状態に関しては、できるだけ薬を使わない、やむを得ない場合は必要最小限の服用というのが一般的で、薬以外では行動療法や心理療法があります。妊娠中に再発しても治療はできるので、あまり心配しないでください。(精神科看護師)

妊娠・出産後は精神的に不安定になりやすい

もともと女性はうつになりやすく、妊娠~出産後は特にその症状が出やすいと看護師さんは説明しています。気分が優れない時は無理をせず、家族や周囲の協力を得てできるだけリラックスして過ごすようにしましょう。

女性はうつになりやすい傾向にあり、特に妊娠・出産後はうつになりやすいです。ホルモンバランスや身体の変化により精神的に不安定になりやすく、うつ病の既往があるのなら尚更かと思います。ママが悲しい気持ちになると赤ちゃんも不安になるので、お腹の中の赤ちゃんにたくさん話しかけてあげてください。(産科看護師)
気分のよい時は、買い物や好きな音楽を聴いたりして気分転換してください。気分が落ち込んでいる時に頑張る必要ありません。頑張って何かをするのではなく、今の自分にできることを1つ1つしていけばよいでしょう。(婦人科看護師)
精神的に不安定な時は、あれもこれもやろうと無理をすると心も身体も疲れます。周りの言うことに惑わされないようにして、不安なことは家族や友人に聞いてもらいましょう。家事は家族にも協力してもらってください。我慢すると、ますます気分が落ち込みますから。(婦人科看護師)

妊娠していてもうつ病に対して使用できる薬はあるようですし、心理療法など薬以外の治療もあります。心配しすぎると、ますます不安になってストレスになることも。できるだけリラックスして、楽しい妊娠ライフをお過ごしください。


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