レバー

妊娠中のレバーの食べ過ぎはNG!?

妊娠中は、鉄分が不足して貧血になる妊婦さんが多いといいます。鉄分豊富なレバーは貧血予防に効果的ですが、レバーに含まれるビタミンAの過剰摂取は胎児によくないと聞いた相談者の方。看護師さんたちは何とアドバイスしているのでしょうか。

妊婦さんからの相談:「レバーに含まれるビタミンA。食べすぎはダメ?」

現在妊娠33週ですがついに貧血と診断され、フェロミアが処方され飲んでいますが、食事にも気をつけるように先生から指示されました。私自身レバーは好きなので毎日でも食べることは可能ですが、妊娠初期にビタミンAの摂りすぎ・レバーの食べすぎはダメだと読みました。レバーで鉄分を補えるなら串を買うだけで手軽なのですが、妊娠中期~後期でもレバーの量には気をつけた方がよいのでしょうか。(20代・女性)

鶏レバーなら串で1本が目安

妊娠初期にレバーを食べすぎると、胎児に先天性異常がおこる可能性があると言われています。妊娠後期に入っているならそれ程問題はないですが、何でも食べすぎはよくないので適量を心がけましょう。

動物性脂肪に含まれるビタミンAは、過剰摂取すると体内に蓄積され、胎児の先天性異常のリスクを高めると言われており、特に胎児の脳が作られる妊娠初期には控えた方がよいでしょう。しかし安定期から後期にかけては問題はありません。、妊娠中は鉄欠乏性の貧血になりやすいので、食べ過ぎない程度に摂取してください。具体的な量は、鶏レバーの串なら1本約40gが目安です。(産科看護師)
確かに妊娠初期のレバー(ビタミンA)の過剰摂取は、胎児の奇形発生につながるとのことで要注意とされています。しかしその反面ビタミンAが不足すると、出生時やその後数日間の免疫力が低下し、感染症の罹患率が高くなるという報告もあるそうです。全く摂らないというのも問題なので、摂りすぎないように注意をすればよいでしょう。(内科看護師)

鉄分はビタミンをプラスすると吸収率がUP!

鉄分は、緑黄色野菜などビタミンを含む食材と合わせて食べると、体内への吸収率がUPします。また、緑黄色野菜に含まれるβーカロテンはビタミンAに変換されますが、体内に蓄積されないので胎児への危険性はないと看護師さんは説明しています。

あさりの佃煮や乾燥青のりや乾燥ひじきには、鶏レバーの数倍の鉄分が含まれています。ひじきはヒ素を含んでいるため摂りすぎには注意が必要ですが、1日に小鉢1杯程度なら問題ありません。他にもほうれん草・ブロッコリー・納豆・海藻類など、色々な食材に鉄分は含まれています。 (産科看護師)
鉄分は身体に吸収されにくい特性があるため、ビタミンを含む緑黄色野菜や果物と一緒に摂るとよいでしょう。食後に果物を食べるのも問題ありません。緑黄色野菜にもビタミンAが含まれていると言われていますが、正しくはビタミンAではなく、体内でビタミンAに変換されるβーカロテンです。これは体内でビタミンAが不足した時に変換され、不用なものは排泄されるため、ビタミンAの過剰摂取の心配はないでしょう。(産科看護師)

相談者様の場合はもう妊娠後期に入っているので、食べ過ぎないように注意して、レバーを食べて構わないでしょう。その他にも鉄分を含む食材はたくさんあるので、普段の食事の中でバランスよく召し上がってくださいね。


2015/02/28

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