おりものの異常

妊娠初期。注意が必要なおりものの判断基準は?

妊娠すると身体に様々な変化が現れますが、おりものの状態が以前と違うこともあります。妊娠中のおりものの状態から何がわかるのか、心配のないおりものと注意が必要なおりものの見分け方について、医師や看護師さん達からのアドバイスです。

妊娠中のおりものについての相談:「妊娠中のおりもの。心配ないものと注意が必要なもの、どう判断すれば?」

現在妊娠初期です。しばらくおりものは止まっていていつもサラサラの状態でしたが、数週間経ったらまたおりものが出始めました。赤ちゃんの成長に影響がないのか分からず心配ですが、おりものは妊娠中にも出るのでしょうか。心配の要らないおりものと、注意が必要なおりものの見分け方などあれば教えてください。(20代・女性)

通常のおりものは白っぽくサラサラ

通常のおりものは透明か白っぽくサラサラしていますが、妊娠するとホルモンバランスの変化などで量や色が変わることもあります。

おりものは生理周期によっても変化しますが、妊娠すると胎児を感染から守るため更に量が増え、膣内を常に酸性に保ちます。妊娠初期は白っぽくサラサラしたものですが、クリーム色から黄色味がかっていたりと個人差があります。またおりものが酸っぱい臭いがする、白く濁っている場合には膣炎が疑われます。(産科医師)
妊娠中はホルモンバランスが通常とは違うため、おりものの量が増えたり色が変化することがあります。正常なおりものは透明か白っぽいサラサラとした分泌液で、甘酸っぱい臭いがします。(産科看護師)

注意が必要なおりものの状態とは?

妊娠初期は茶色っぽいおりものが出ることがありますが、これは多くの場合異常ではないようです。しかし茶色でも痛みがあったり、ピンク~赤色で血が混じっている時は注意が必要で、切迫流産や子宮外妊娠などの可能性もあります。

おりものが茶色っぽい場合は、古い血液が混ざったもので妊娠初期にはよくあることなので、お腹の張りがなければ心配ありません。注意が必要なのはピンク~赤、見た目で血液が混ざっていると判断できる場合や、茶色でもお腹が張ったり痛みがある時です。(産科医師)
痛みがあったりおりものに血が混ざっている場合は、動くと更に出血がひどくなるためすぐには病院に行かずしばらく安静にして様子をみてください。それでも出血が止まらない場合や、お腹の張りや痛みが強くなる場合は病院に連絡しましょう。(産科医師)
妊娠初期には、茶色いおりものが出ることがあります。これは胎児の成長により毛細血管が切れて、その出血がおりものに混ざったものなので心配ありません。ただし、濃い茶色や赤(鮮血)が混じっていれば流産の可能性もあるので注意が必要ですし、この時下腹部痛などを伴う場合は速やかに医師に相談してください。(産科看護師)
色がピンクや赤だったり、おりもの自体に鮮血が混じっている場合は、流産や切迫流産の兆候、また子宮外妊娠の可能性もあります。また、子宮筋腫などの婦人科系のトラブルも考えられるため、すぐに病院を受診してください。(産科看護師)

妊娠するとホルモンバランスの変化などから、おりものの量が増えることがあります。心配いらないものと注意が必要なおりものについてアドバイスいただいたので、体調管理を行ううえでの参考にしてみてください。


2016/11/14

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