子宮内膜炎

子宮内膜が薄くなってしまうのはクロミッドの副作用?

排卵誘発の目的で処方されるクロミッドですが、副作用として子宮内膜が薄くなることがあるようです。相談者は、排卵の誘発を促しつつも子宮内膜を正常に育てたいですが、医師やと悩んでいます。看護師さんたちのアドバイスとは。

妊活中の女性からの相談:「クロミッドを服用中。子宮内膜が薄くなる副作用は避けられない?」

以前から生理周期が長く不規則だったため、結婚して子どもが欲しいと思ったタイミングで婦人科を受診したところ、排卵障害があるといわれクロミッドを処方されました。クロミッドを飲むようになって生理周期は安定していますが、副作用なのか子宮内膜が育っていないようです。子宮内膜を育てる薬との併用は出来ないのでしょうか。(30代・女性)

クロミッドの副作用について

クロミッドは不妊治療などで使用される薬ですが、大量に排卵が起こったり、頭痛や吐き気などが起こるほか、全体の1割程度に子宮内膜が薄くなる副作用があるようです。

クロミッドは性腺刺激ホルモンの分泌を促し排卵を誘発する作用があり、生理不順や不妊治療などで一般的に使われています。身体への負担が少なく副作用が出る確率も少ないですが、症状としては眠気や吐き気や頭痛などがあります。注意が必要なのは大量に排卵してしまうことで、多ければ4~5個の排卵がみられます。(産科医師)
全体の約10~15%に、薬を飲み始めた頃に子宮内膜が薄くなる副作用があるようです。薬の変更や他の薬との併用なども可能なので、服用を継続するか中止するか主治医とよく相談してみてください。日常生活では大豆イソフラボンを積極的に摂り、下半身を冷やさないようにして、規則正しい生活を心がけましょう。(産科医師)

エストロゲン製剤の使用で子宮内膜を増殖

子宮内膜を育てるためには、クロミッドと併用してエストロゲン製剤を使用すると良いようです。エストロゲン製剤には経口薬・貼付薬・塗布薬などいくつか種類がありますが、個人の体質や状態をみて医師が合ったものを処方します。

排卵誘発剤のクロミッドを反復して服用すると、副作用によって子宮内膜が薄くなり受精卵が着床しにくくなるため、かえって妊娠しにくい場合があります。この場合クロミッドと併用してエストロゲン製剤を使用することで、薄くなった子宮内膜の補強を行うことが可能です。(産科看護師)
エストロゲン製剤は、子宮内膜を増殖させる卵胞ホルモンです。経口薬ではプレマリン、貼付薬ではエストラーナ、塗布薬ではディビゲルなどがあり、体質や症状に応じて選択されます。可能であればクロミッドよりも効果は弱いですが、副作用の出にくいセキソビットに変えてみるのも1つです。また、生理の際の経血量が極端に減り日数も短くなっているようなら、必要に応じて1~2周期治療をお休みするとよいでしょう。(産科看護師)

クロミッドを服用した1割程度の人に、子宮内膜が薄くなる副作用が出るようです。クロミッドと併用してエストロゲン製剤を使用することで改善できるようなので、一度担当医に相談してみてはいかがでしょうか。


2016/11/15

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)