排卵障害

排卵障害はなぜ起こる?更年期障害への影響は?

排卵障害が起こると、生理周期が乱れることが多いようです。生理不順は珍しいことではありませんが、排卵障害はなぜ起こるのでしょうか。その原因と更年期障害との関係について、医師や看護師さんたちに尋ねてみました。

排卵障害についての相談:「排卵障害は、将来の更年期障害に影響しますか?」

現在39歳、1児(5歳)の母です。20代の頃から生理周期が乱れることがあり、婦人科で診てもらったところ、ホルモンバランスの乱れが原因で一過性のものという診断でした。特に気にせず過ごしていましたが、最近また生理周期がずれるようになってきました。年齢も関係あると思うのですが、排卵障害は後の更年期に影響するのでしょうか。後で関わってくるのなら、今から投薬などの治療も考えています。(30代・女性)

プレ更年期で起こる排卵障害の可能性

排卵障害が更年期に影響することはなく、更年期が近づいているために排卵障害が起こっているようです。まだ更年期には早いイメージですが、30代から始まるプレ更年期と呼ばれる時期があり、女性ホルモンの減少と自律神経の乱れにより身体に様々な不調が現れます。

排卵障害が更年期に影響することはなく、更年期が近いから排卵障害が起こっていると考えられます。卵巣に特に疾患がない場合、更年期が近いことで卵巣機能が低下したり、ホルモンバランスの乱れにより排卵障害が起こります。(産科医師)
一般的に更年期とは40代半ば~50代半ばのことをいいますが、プレ更年期といって本格的な更年期の前に更年期障害の症状が出る場合があります。急激なホルモン減少や卵巣機能の低下ではなく、緩やかに卵巣機能が低下し無排卵や生理不順を起こして自立神経も乱れるため、身体が火照ったりイライラしやすいなどの症状も現れます。(産科医師)
30代後半~40代前半くらいまでをプレ更年期といい、更年期への移行期にあたるこの時期は体調面でも様々な変化が見られます。この時期の不調の原因は「女性ホルモンの減少」と「自律神経の乱れ」の2つに分類されますが、生理周期の乱れ(排卵障害)の原因は広範囲に渡るため、基礎体温をつけた上で専門医を受診した方が良いでしょう。(産科看護師)

ストレスも自律神経が乱れる原因に

ストレスが原因で自律神経に乱れが生じ、ホルモンバランスが狂ってしまうこともあるようです。プレ更年期を乗り切るためには、ストレスを溜めないことも大切です。

プレ更年期を上手く乗り越えるためには、規則正しい生活でバランスの取れた食事を心がける、自分なりのストレス解消法を見つける、適度な運動で血行を良くすることがあります。(産科医師)
生理周期の乱れは、卵巣機能の低下により女性ホルモンが減少することで起こります。また、ストレスなどで自律神経が乱れた場合も、女性ホルモンへの指令が狂い同様の症状が出ます。婦人科でホルモン検査を受けると、どちらの原因によるものかが判明します。女性ホルモンの減少が原因の場合は、サプリや投薬などで女性ホルモンを補うことにより、更年期に向けた急激な不調に陥ることを防止できます。(産科看護師)

排卵障害は更年期が近づくことで起こりやすく、女性ホルモンの減少と自律神経の乱れが主な原因となっているようです。心配なら一度、基礎体温表を持って病院を受診しましょう。


2016/11/15

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