流産

赤ちゃんの突然変異の心疾患は防げない?

赤ちゃんが出産を待たずに亡くなったり、生後間もなく亡くなることもあります。二人の赤ちゃんを亡くした女性が、次回の妊娠・出産に向けて気をつけたほうがよいことについて相談が寄せられました。

20代女性からの相談:「次回こそ無事に健康な赤ちゃんを産みたい」

第一子は妊娠17週で子宮内突然死し、第二子は妊娠7カ月の検診で先天性の心疾患が見つかり、生後50日で亡くなってしまいました。染色体検査では異常なしで、医師の見解では心疾患は突然変異とのことです。現在帝王切開後3カ月ですが、次の妊娠に向けてどんなことに気をつければよいのでしょうか。(20代・女性)

その子の運命と受け入れる

立て続けに赤ちゃんを亡くした相談者さんですが、なぜこんなことが起こったのでしょうか。予防することは出来たのでしょうか。

つらい思いをされたと思いますが、その子の運命と思って受け入れるしかありません。元気な赤ちゃんを産むためにも、今は身体を労わることを優先して、心身ともに回復できるようにしてください。(産科婦人科医師)
妊娠17週は妊娠初期ではありませんが、妊娠初期からその時期に死産・流産してしまう原因のほとんどは先天的な染色体異常であるといわれています。正常な細胞分裂や生存自体が困難なため、そのような結果になってしまうことが多いようです。(看護師)
一人目と二人目が亡くなった状況が違うので、あまり共通したことはないかもしれませんが、もしかしたら一人目の赤ちゃんも先天性の疾患があったために死産したのかもしれません。(看護師)
先天性の疾患は、お母さんががんばって予防できるものではありません。厳しいようですが、まずは心身の回復を優先しましょう。(産科婦人科医師)

次回の妊娠に向けてできること

先天的な疾患は、がんばっても防止することはできないとのことです。運という言葉で気持ちを切り替えるのは困難ですが、次回の妊娠のために何かできることはあるのでしょうか。

母子手帳にも記載がありますが、妊娠前から葉酸を積極的に摂取すると先天性障害を減少させるといわれています。次の妊娠を計画するときには、妊娠予定の1か月前くらいから葉酸を摂ってください。(産科婦人科医師)
適切な量の葉酸を摂取することが、先天性の疾患を減少させる一つの方法といわれています。ただし先天性の疾患は解明されていないことが多いので、必ず防げるわけではありません。健康的な生活習慣を心がけ、少しでもストレスをためないようにしましょう。(看護師)
現在帝王切開術後3カ月でしたら、次の妊娠は少なくとも1年は経過してからといわれたと思います。帝王切開の場合子宮に傷があるわけですから、傷が回復しないまま妊娠すると子宮破裂の可能性があります。母子ともに命の危険にさらされてしまいますので、そうならないためにも医師のアドバイスを守りましょう。(産科婦人科医師)

赤ちゃんを喪った心の傷はなかなか癒えるものではありませんが、まずは心身の回復を目指すことが最優先です。その後、次回のために葉酸を摂取するなど、できることを少しずつ実行していきましょう。


2016/11/18

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