無排卵

2016/11/16

排卵誘発剤の内服で必ず排卵は起こるの?

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排卵誘発剤の内服で必ず排卵は起こるの?

妊娠を希望していてもなかなか授からない場合、病院で排卵を促す薬が処方されることがあります。内服すると必ず排卵は起こるのか、また治療のための通院頻度はどの程度なのかとの問いに、医師や看護師さんたちが回答しています。

排卵誘発剤についての相談:「排卵障害で薬を服用。排卵が起こる確率や通院の頻度が知りたい」

結婚して1年以上経っても妊娠しないので病院に行ったところ、排卵がうまくいっていない可能性があると言われました。次回から薬を出して排卵させると先生に言われましたが、薬を飲めば必ず排卵するのでしょうか。私のように30代後半だと、服薬しても排卵しにくいのでしょうか。また、どのくらいの頻度で病院に通う必要があるのでしょうか。会社員のためなかなか休みが取れないので、それも心配です。(30代・女性)

内服だと排卵率は7~8割程度

排卵誘発剤を内服している場合、排卵率は約7~8割のようです。しかし、強度の排卵障害や、年齢によっては内服だけでは排卵しないこともあるようです。

処方されたのは排卵誘発剤でしょうか。薬の名前が分からないのではっきりしたことは言えませんが、一般的に不妊治療や無排卵、排卵障害や月経不順の治療に排卵誘発剤が使われます。注射と内服があり、内服ですと薬の種類にもよりますが排卵率は70~80%の高確率です。(産科医師)
年齢的に卵巣機能が低下している場合や、強度の排卵障害がある場合は、排卵誘発剤を服用しても排卵が起こらない可能性があります。(産科看護師)

治療方法によっては頻繁に通院する必要が

内服治療ですと月に3~4回程度の通院が一般的ですが、内服以外に注射が必要になってくるとかなり頻繁に通院しなくてはならないようです。この場合は会社に事情を話して理解してもらう必要がありますし、場合によっては夜間や休日診療を行っている病院を探しましょう。

一般的には、生理予定日の5日前くらいに受診して薬を処方してもらいます。生理開始日3~5日前から服用し、生理が始まって10~12日目頃に卵胞の大きさを確認します。この時に卵胞が成長していれば、予想した排卵日にもう一度卵胞の大きさを確認しますが、卵胞が育っていなければ数日後に再検査が必要なので、1カ月の間に3~4回は通院しなければならないでしょう。(産科医師)
排卵障害が軽度で服用による治療のみだと、週1回・月4回程度の受診となりますが、内服だけでは排卵がうまくいかず注射と併用する場合や注射のみの治療の場合は、頻繁に通院しなければなりません。休日や夜間診療を行っている病院もあるので、通いやすいところを探してみてはいかかでしょうか。(産科看護師)
例えば「ゴナドトロピン療法」ですと、月経開始後5日目くらいからhMG注射を毎日か隔日で行い、更に排卵後には、着床環境を整えるため1日おきに数回注射を打つので、毎日通院する必要があります。会社での理解を得て、医師とのコミュニケーションをしっかりとり、無理のないスケジュールで受診できる環境を作ることが大切です。(産科看護師)

内服による排卵率は7~8割程度、通院の頻度は治療方法によってかなり変わってきますが、内服だけだと月に4回程でしょう。会社勤めと通院の両立のため、夜間診療なども検討するとよいかもしれません。


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