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もしかしてあなたも? BMIではわからない「隠れ肥満」

メタボ検診の開始によって、一般的に知られるようになった「BMI」。
身長と体重を用いて、肥満度を数字化できるこのBMIですが、じつは“正常値なのに肥満”という「隠れ肥満」をご存じでしょうか?
今回はそんな「体重は正常値でも肥満と診断されてしまう」隠れ肥満についてご紹介していきましょう。

隠れ肥満のポイントは「体脂肪率」

BMIは比較的簡単に計算することができ、肥満を測る上でのツールとして便利な一方、実は弱点があります。
それが「身長と体重のみで計算してしまう」という点です。
例えば、リオオリンピックでも大活躍した体操選手のBMIを計算してみると、ほとんどの選手が「肥満」となってしまいます。
筋肉は鍛えればそれだけ重量が増します。
そのため、筋肉隆々の体操選手のほとんどが「肥満」となってしまうのです。
つまり、隠れ肥満と呼ばれるケースは「体重は確かに標準だけど、筋肉がほとんどなくて脂肪ばかり」という、体操選手とは真逆の状態を指します。
BMIではなく「体脂肪率」が通常よりも高い場合、隠れ肥満となってしまうのです。

体脂肪率の目安は?

では、隠れ肥満とならないために、どれくらいの体脂肪率を目指せばよいのでしょうか?
体脂肪率は男女の差が大きくなっており、男性は10~19%であるのに対し、女性は20~29%となっています。
これは、男性の方が女性に比べて筋肉質であり、脂肪をため込みにくいという性質があるからです。
よって、BMIは正常値であるにも関わらず男性は20%以上、女性の場合は30%以上の体脂肪率である場合は「隠れ肥満である」といえます。

「内臓脂肪」が様々な病気を引き起こす!?

隠れ肥満と診断される方の多くが、内臓に脂肪が多くついている「内臓脂肪型」であるといわれています。
内臓に脂肪がつきすぎると、皮下脂肪が多い場合と同様に、糖尿病や高血圧などといった生活習慣病に罹り易くなります。
そのため、病気を予防するという観点でも、隠れ肥満は放置できない状態であるといえます。

隠れ肥満解消には、有酸素運動が効果的!

隠れ肥満の原因となる内臓脂肪を減らすためには、有酸素運動が最も効果的です。
じつは内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて減らしやすいとされています。
そのため「運動してもちっとも痩せない」と考えている方でも、体脂肪率の減少という「眼に見えた効果を実感」しやすいために、運動そのものに対するやる気も向上しやすくなります。
おススメは、息が多少上がる程度のウォーキングです。
ウォーキングによって季節の移ろいも実感しやすくなるので、良い気分転換にもなりますよ。

<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士
一児&犬二匹の母親兼主婦
現在は医療系ライターとして執筆活動中

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2016/11/21

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この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部