悪露

突然の大量の悪露…異常でしょうか

産後順調に体調が回復し、悪露も減っていったという相談者さん。しかし、ある日大量の悪露が出て不安を感じています。受診するべきか、もう少し様子を見た方がいいのか、専門家の意見を求めています。

30代のママからの相談:「大量の悪露が出てびっくりしました」

出産後、順調に悪露が減っていました。体調がよかったので家事や育児など普通の生活をしていましたが、突然夜にたくさんの悪露が出ました。出血したのかもしれないと思う程の量でした。ナプキンを交換したばかりでしたが、ナプキンから溢れる程の悪露が一気に出ていました。30代後半という高齢のせいなのかもしれませんが、受診した方が良いでしょうか。(30代・女性)

一時的ものなら様子を見ましょう

専門家は、一度はおさまりかけた悪露が何かの拍子に再び多く出ることは、よくあると言っています。一時的なものなら問題はなく、次回の検診まで様子を見たので構わないとのことです。しかし鮮血の悪露が長引く場合は病気の可能性もあり、早めの受診が必要です。

突然のことでびっくりされたでしょうが、産後の悪露は子宮が回復する産後1カ月くらいまでは続きます。個人差はありますが、一旦止まったと思ってもくしゃみをしたり、重いものを持ったりすると突然再び出血することもあります。元々子宮内に残った胎盤や卵膜、血液が混ざったものですが、一時的でしたら心配ないですから産後の検診時に相談してください。鮮血がだらだらと1週間以上も続く場合・量が増える場合には、病院を受診してください。(医師)

考えられる病気は?

鮮血の悪露が1週間以上続いているような場合には、子宮内感染症や胎盤ポリープなどの病気にかかっているのかもしれません。悪露以外にも発熱や腹痛などの症状がないか、気を付けておきましょう。

鮮血のような悪露が出た場合には、「子宮内感染症」や「胎盤ポリープ」が疑われるため注意が必要です。「子宮内感染症」とは、出産などで体力が落ちて免疫力が低下しているところに、出産で傷ついた部分から細菌が入って感染症を起こした状態です。子宮内感染症では、悪臭のある赤い悪露が出ます。また、腹痛や38度以上の発熱や腰痛なども併発する場合が多いです。「胎盤ポリープ」とは出産をした後に残った胎盤など、妊娠によって出来る組織の一部が子宮内に残り、そこに小さな血管が伸びてコブが出来た状態です。これは放っておくと大出血を引き起こして、ショック状態に陥ることもあります。(臨床心理士)
体調が良いと思っても体は完全に回復していないことがありますし、育児疲れやストレスもありますから、無理せず疲れたら横になって休み体を冷やさないようにしてください。(医師)

出産後ひと月ほどは無理をせず、安静にすることが後の健康維持のために大切なことです。どうしても赤ちゃんのお世話を優先してしまいがちですが、悪露の状態にも注意し自身の身体の回復にも気を配ってくださいね。


2016/11/23

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