悪露

産後の悪露がひどくて貧血に…帝王切開と関係ある?

産後の悪露がひどいと、貧血になってしまうことがあります。今回は40代の女性からの相談です。高齢出産ということもあり、帝王切開で出産した相談者ですが、貧血になるほどの大量の悪露が退院後も続いたといいます。悪露が長引いた原因は何なのでしょうか。帝王切開と関係があるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

産後の不調についての相談:「悪露が早く終わる人と長引く人の違いは?」

39歳という高齢出産で初産ということもあり、帝王切開で娘を出産しました。入院中に貧血になるほどの大量の悪露があり、1カ月過ぎてようやく減りましたが、育児に影響が出るほどで病気ではないかと心配でした。経産婦の友人はみな2カ月程で落ち着いたといいますが、私は3カ月程かかりました。なぜ人によって異なるのでしょうか。終わる時期が早い人と遅い人の違いを教えてください。(40代・女性)

帝王切開は悪露が長引く傾向が。3カ月なら一般的

帝王切開は経膣分娩に比べて悪露が長引く傾向にあるようです。帝王切開の場合は、一般的に3カ月ほどかかります。

悪露は、産後1カ月位で消失するのが一般的です。産後1週間程で血の色はほとんどなくなり、その後は体液などが中心となるため黄色っぽい色になり、産後1カ月頃までに白色へと変化して消失します。(臨床心理士)
悪露が続く期間には個人差があります。分娩方法や授乳方法、出産後の生活強度など、様々な因子によって違ってきます。帝王切開では子宮内の残留物を医療器具で取り除くので、量は少なくなることが多いようです。しかし、子宮口が経膣分娩のように全開になっておらず悪露が出にくいので、切開した傷の浸出液などもあり長引く傾向にあるようです。(産科看護師)
帝王切開でできた傷口が癒えるまでは、体液などが分泌され続けます。帝王切開で出産した場合は、産後2~3カ月は悪露が出続けるのが一般的です。相談者様も帝王切開で出産されたということなので、悪露が長引いたと推測します。3カ月程で消失したのであれば、帝王切開で出産した場合の一般的な期間です。(臨床心理士)

産後の生活習慣の影響も。母乳育児は排出されやすい

悪露が出ている期間は、産後の生活の影響も受けます。母乳育児だと排出されやすくなります。

産後も赤ちゃんのお世話などで適度に動きつつ休養をとれる環境であれば、子宮の戻りが早く悪露を出すことにもつながります。しかし、上の子のお世話や家事などで動き過ぎてしまうと、逆に子宮収縮が悪くなり悪露が出にくくなります。(産科看護師)
母乳育児の場合、子宮の収縮が進むので悪露が排出されやすくなります。悪露の続く期間には個人差が生じますが、神経質になりすぎず、心配な症状があるときは専門医に相談するのがよいでしょう。(産科看護師)

悪露の期間は帝王切開と経膣分娩とで異なるのですね。3カ月なら一般的な長さといえそうです。何らかの症状がある場合は、病院で相談しましょう。


2016/11/24

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)