悪露

治まりかけたのに再び出始めた悪露…

産後は赤ちゃんの様子が気になりますが、ママの体調も気にかけなければならない時期です。悪露がおさまりかけた頃に出血や塊が出るのはなぜなのでしょうか。様子を見るべきなのでしょうか、それともすぐに病院に行くべきなのでしょうか。気になる産後の出血について、専門家に聞いてみました。

産後の不調についての相談:「悪露がいつまでも終わりません」

産後2カ月半で、止まりかけた悪露がまた出てきました。出産時に輸血一歩手前までいったため身体の回復が遅く、通常より少し長引くと病院からも言われました。1カ月検診でも生理のような出血はあったものの、子宮に胎盤などの内容物はなく、2~3週間で止まるとのことでした。もうすぐ終わるといったところでまた鮮血が出始め、時々レバーのような塊も出ます。すぐに病院に行くべきでしょうか。(30代・女性)

悪露は子宮回復の経過と関係アリ。鮮血や塊はトラブルのサインかも

悪露は子宮の回復の状況により、長引くこともあります。鮮血や塊が出るのはトラブルが起きている可能性があり、注意が必要です。

相談者様は大変な出産だったようですね。おそらく子宮の負担は相当で、回復には時間がかかっていることでしょう。そのため悪露も長引いているものと思われます。悪露は通常、産後1カ月程で消失します。しかし個人差はあります。悪露の経過は子宮の回復の経過に重なるため、子宮の回復が遅れれば当然悪露も長引きます。(臨床心理士)
胎盤片や卵膜などが長期間子宮に残ってしまうと、胎盤ポリープを形成して大出血を起こす場合があります。鮮血や塊は、子宮内での何らかのトラブルのサインとなっていることがあります。鮮血が出ているのであれば、悪露以外の子宮内や膣内からの出血である場合もあります。鮮血が続く場合や、真っ赤な塊や大きな塊が出た場合は速やかに受診しましょう。(産科看護師)

止血が不十分な”子宮復古不全”の可能性も。病院を受診して

悪露の再開は、”子宮復古不全”などの可能性があると指摘する声もありました。鮮血や塊、臭いなどの症状がある時は病院を受診しましょう。

出産の際に大量出血があった場合や、子宮に胎盤や卵膜などの残存物がある場合、子宮の収縮不良を引き起こします。そのため、子宮内の断裂血管の止血が不十分となり、出血が長引く傾向にあります。いわゆる「子宮復古不全」の可能性が考えられます。レバーのような塊の悪露や多量の子宮出血、そして長期間続く晩期出血などが特徴です。(産科看護師)
再び出血が始まった点は気になります。悪露が長引いたり再開した際、悪臭や色が鮮血か赤褐色だったり鮮血の塊があれば要注意です。子宮の収縮が遅れる子宮復古不全や、出産後に残った胎盤など妊娠によってできる組織の一部が子宮内に残り、そこに小さな血管が伸びてコブができる胎盤ポリープ、出産時にできた傷口に細菌が感染しての子宮内感染症が疑われるため、一度受診されることをお勧めします。(臨床心理士)

悪露の期間には個人差がありますが、治まりかけた頃に鮮血や塊が出たら注意が必要です。何らかのトラブルの可能性がありますから、速やかに病院を受診しましょう。


2016/11/25

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