妊娠中期の食事 

妊娠25週、1日にジョッキ3杯の氷を食べてしまう!

妊娠すると、食事の好みが変わる妊婦さんも少なくありません。悪阻が治まったあと、氷など冷たいものを我慢できなくなったことに不安を感じている妊婦さんから相談がありました。お医者さんと看護師さんは、どのように答えているのでしょうか。

ママからの相談:「氷を大量に食べることがやめられず、赤ちゃんへの影響が心配です」

現在妊娠25週です。悪阻がよくなった後無性に冷たいものが食べたくなり、毎日アイス1カップと冷凍マンゴーをお茶碗一杯ほど食べていたら、急激に体重が増えてしまいました。今はアイスは週に1カップ、マンゴーは以前の半分以下に減らしていますが、今度は氷を1日にジョッキ3杯分ほど食べてしまいます。体重増加は抑えられましたが、お腹の赤ちゃんに影響がないか心配です。ちなみに血液検査は異常なしでした。(30代・女性)

貧血の可能性あり

妊婦さんが無性に氷を食べたくなるのは、貧血の可能性があるそうです。氷を食べることによる影響や、対策について教えてくれました。

妊婦さんが氷を欲しがるのは、鉄欠乏性貧血やその前駆症状のためと言われており、氷食症と判断されます。現在貧血がないのでしたら幸いですが、今後貧血になるかもしれません。ジョッキ3杯分の氷は摂りすぎですし、お腹が冷えます。妊婦さんが水分を摂りすぎるとむくみやすくなったり、赤ちゃんも貧血になることがあります。氷の摂り過ぎについて、医師に相談しましたか?次の検診のときには、必ず医師に伝えてください。(産科・婦人科医師)
氷を無性に食べたくなることを氷食症と言いますが、ストレスや鉄欠乏性貧血が原因と考えられています。氷は冷たいので身体を冷やしてしまいます。身体が冷えると自律神経が乱れたり、お腹が張ったり便秘の原因にもなります。検診で貧血ではないか検査してもらい、貧血の場合は鉄剤を処方してもらうといいでしょう。貧血が改善されれば、氷を食べる量が減る可能性はあります。かかりつけの産婦人科医に相談してみてください。(看護師)

鉄分と葉酸を多めに摂って

多めに摂取すると良い成分について、アドバイスがありました。

氷の量を減らして、鉄分や葉酸を含むものを多めに摂りましょう。鉄分の吸収を良くするために、ビタミンCも摂ってください。鉄剤を服用したことで、氷を欲しがらなくなった方もいます。(産科・婦人科医師)

冷たいものに限らず、食べ過ぎには注意を

冷たいものに限らず、食べすぎは母体と胎児に悪影響があるようです。

妊娠するとホルモンが変化して食欲旺盛になったり、食べ物の嗜好も変化します。アイスクリームや冷凍マンゴーは、糖分やカロリーが多いので注意しなければなりません。何でも食べ過ぎれば、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症など母体や胎児に様々な悪影響を及ぼすことがあります。(看護師)

無性に氷が食べたくなる場合、貧血が原因で起こる氷食症の可能性があるようです。氷の量をできるだけ控え、医師への相談をご検討ください。食事に関しては貧血を改善・予防するために、鉄分や葉酸などの栄養を摂るよう心がけましょう。


2016/11/27

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