抗生物質

副作用もある「抗生物質」はどういう薬?

誰もが一度は聞いたことのある薬「抗生物質」。
内科・眼科・耳鼻科・歯科など、様々な体の不調に対して処方されますよね。
そして抗生物質には副作用があります。
今回はどういった副作用があるのか、詳しくご紹介していきたいと思います。

そもそも抗生物質とは

抗生物質とは、微生物の働きや増殖を阻害する物質のことで、化学物質によって作られています。
感染症にかかった際、感染源の微生物をやっつけてくれるのです。

抗生物質の副作用について

抗生物質の副作用は様々あります。
どの抗生物質にも共通して言える様々な副作用の原因は、体を健康に保ってくれている良い菌(善玉菌)まで殺してしまうことです。
抗生物質を服用する度に、体内の免疫や腸内の細菌叢が害を受け、体を弱くしてしまうのです。

まず抗生物質の副作用として有名な症状に下痢があります。
これは腸内の細菌叢のバランスが崩れるために症状が現れます。
併せて下痢止めが処方されることが多いですが、症状を押さえれば良いということではありません。
その他に見られる筋肉痛や全身倦怠感なども、こういった免疫系を崩されるために起こる症状だと言えます。
善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れることによって起きるのが「カンジダ症」で、これも抗生物質の副作用のひとつです。

副作用が起こらないためには

すべての副作用は、抗生物質が体に及ぼすのと同じ要因により引き起こされています。
従って、副作用の症状に焦点を当てるのは間違いです。
1番大切なのは、むやみに抗生物質を乱用しないこと。
炎症は、感染に対して体の免疫系が働いてくれている証拠です。
発熱や腫れ、発疹、痛みなどは体の自然な反応なのです。

病院では抗生物質をよく処方されますが、それは患者側が求めているからという側面もあります。
「せっかく病院に行ったのに何も薬をもらえなかった」と言われては困るからです。
医者は念のため薬を処方していると考えてください。
本当にその抗生物質を服用する必要があるのかどうか、しっかり検討して判断するのは自分自身です。

その他にも、抗生物質との上手な付き合い方として、「処方された用量は飲み切る」「服用回数や時間を守る」「服用後の体の状態をしっかり観察する」などの注意点があります。
抗生物質にも様々な種類があるので、自分の体との相性などを知っていくと良いでしょう。

このように、抗生物質はいろいろ症状に処方されるからと言っても「万能薬」ではないのです。
体のこと、薬の効果と副作用など、医者任せではなく、自身でしっかり理解して付き合うことが大切です。

<執筆者プロフィール>
松本 たお(まつもと たお)
正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者
精神科・産婦人科・助産院での臨床経験を持つ正看護師
現在は育児に奮闘中の二児の母

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2016/11/25

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この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部