産後の生理

産後、生理前につわりのような症状が出るように

産後の身体の変化には個人差がありますが、生理もその一つです。産後に生理前の体調が悪化するようになった事を不安に感じているママに対し、医師や看護師はどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「産後、生理前に気分が悪くなります…」

産後1年ほど生理がありませんでしたが、母乳育児をしていたので気にしていませんでした。しかし生理が再開してから、生理前に気分が悪くなるようになりました。生理が始まると治るのですが、つわりのような症状が毎月あり精神的に辛いです。産後、子宮の戻りが遅いと言われ、しばらく薬を服用していました。経血量も少なくなってきています。どこか悪いところがあるのか、それとも年齢の影響でしょうか。(40代・女性)

生理前症候群(PMS)の可能性あり

産後はホルモンバランスの変化により、生理の状態が変わる事があります。生理前の辛い症状は、月経前症候群(PMS)と考えられます。PMSは身体面・精神面に様々な症状が出ますが、個人差が大きいのが特徴です。

妊娠中・産後はホルモンバランスが大きく変化するため、妊娠前と比べて生理が軽くなったり、逆に量が増えて症状がひどくなる場合があります。生理前に症状が現れ、生理が始まると治まるなら、月経前症候群(PMS)だと思われます。PMSの症状には個人差がありますが、生理が始まる3~10日前から起こり、身体のだるさや頭痛・吐き気・胸の張り・腰痛や、イライラ・訳もなく不安になる・無気力といった精神面の症状もあります。(産婦人科医師)
産後の生理は、数カ月で再開する人もいれば1年ほど経過してからの人もいます。子宮の戻りが遅かったのは、ホルモンバランスが影響していると考えられます。また、産前・産後で生理の時の症状が変わる事がありますが、つわりのような症状は月経前症候群の一つだと思われます。月経前症候群の症状は実に様々で、患者さんの数だけ症状があるといっても過言ではありません。(血液内科看護師)

生活習慣の中でPMS対策を行い、辛い時は受診も検討を

PMS対策として、ストレスを溜めない事・食事・セロトニンを活性化させる事・運動などを心がけましょう。辛いときは受診も検討してください。

PMS対策としては、ストレスや疲れを溜めないようにして、リラックスできる環境を作ってください。女性ホルモンと同じような働きをする大豆イソフラボンは、積極的に摂りましょう。また、幸せホルモンと言われるセロトニンを活性化させるため、短時間で構わないので朝の日差しを浴びたり、軽い運動を心がけてください。(産婦人科医師)
あまり辛いようなら、我慢せずに婦人科を受診して、内服治療なども検討してください。(血液内科看護師)

産後は生理の状態が変わる事があります。生理前の辛い症状は月経前症候群(PMS)と考えられ、身体面・精神面に様々な症状が現れ、個人差が大きいのが特徴です。生活の中でPMS対策を行い、辛い時は受診も一考しましょう。


2016/12/03

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