腸重積

2016/11/29

子どもの腸重積にかかる治療費用

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子どもの腸重積にかかる治療費用

腸重積は生後半年から2歳頃に発症率が高く、子どもの病気として知られています。腸重積は約1割の子どもに再発のリスクがあるといわれています。ここでは、腸重積の治療に必要な医療費に関する手続きについて解説します。

腸重積は再発するため治療費がかさみやすい

腸重積とは腸が折れ曲がったように重なり合う病気で、約8~9割が出生半年から2歳頃までの子どもに発症する病気です。腸重積が起こる原因は不明で、突然子どもが激しい腹痛を訴えて病院へ駆け込むことも。腸重積を発症する子どもには腸の何らかの異常が起こっている場合もあり、以下の要因が危険視されています。

<腸重積に繋がる異常>
・病原性大腸菌などの胃腸炎
・腸に起こるけいれん
・悪性リンパ腫
・腸のリンパ節が腫れて腸にはまり込む
・腸内に出来たポリープ

腸重積は再発する病気としても知られており、発症した子どもの約1割が再発するといわれています。中には治療後数時間してすぐ腸重積を再発するケースや5回以上再発するケースもあります。子どもの回復が急がれるだけに、両親の不安が大きくなりやすい病気といえます。

子どもの医療費のための手続きをしておこう

子どもは身体の機能が十分に発達していないため、お腹を壊したり熱を出したり体調を崩しやすく病院にかかる回数が増えます。治療にかかる費用の心配が膨らみますが、子どもの医療費を対象にした制度を利用することで、自己負担の費用を大幅に抑えることが出来ます。出産直後は入院中で手続きが遅れる事があるため、夫や家族に協力してもらい早めに手続きを済ませましょう。出産後必要な手続きには主に以下の2つがあります。

1.健康保険への加入
子どもを健康保険に加入させると小学校入学まで医療費の自己負担が2割になります。夫の勤務先の健康保険や国民健康保険など両親が加入している健康保険に子どもを入れましょう。

2.乳幼児医療費助成制度の登録・申請
住民票がある各市町村で利用出来る制度で、申請すると子どもの医療費が全額または一部助成されます。医療費の自己負担分が全額助成されるケースもあり、大幅に費用を抑える事が出来ます。

健康保険と乳幼児医療費助成制度の申請方法

健康保険と乳幼児医療費助成制度の申請方法は、以下の手順で行いましょう。

【健康保険】
1.出産後、病院で出生証明書を受け取る
2.1を持って役所に出生届を提出する
3.両親が加入している健康保険に子どもを加入させる申請書類を用意する
4.3に1や2を添付し、指定の窓口へ提出する
5.子どもが病院を受診する時に保険証を提示する

【乳幼児医療費助成制度】
1.子どもを健康保険や社会保険、共済組合などの医療保険に加入させる
2.1を持って各市町村の役所に行き乳幼児医療費助成制度の登録を行なう
3.乳幼児医療費助成制度の申請後にもらえる証明書を受け取る
4.子どもが病院を受診する時に3を提出する

健康保険の加入には、まず出生届が必要です。出生届けは生後14日以内に住んでいる市区町村に提出することが必要です。乳幼児医療費助成制度は子どもの1カ月健診までに登録・申請を完了させておきましょう。助成内容や手続きの具体的な方法については各市町村によって異なるため、出産前に役所へ確認しておくと安心です。

まとめ
子どもは体調を壊しやすく病院に通うことが増えるものです。放置していると重症化したり病気を発症するリスクに繋がります。子どもの医療費は様々な制度が整っています。申請しなければ利用出来ないため、出産後必ず手続きを行ないましょう。治療後に申請すれば立て替えた自己負担分の費用が返金されます。申請が間に合わなかったからと諦めず、指定の窓口へ確認し必要な手続きを行いましょう。


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