病名・症状から探す

2016/11/29

様々な症状が現れる新生児けいれんの原因とは?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

様々な症状が現れる新生児けいれんの原因とは?

新生児が急にけいれんを起こした場合は衣類を緩めて様子を見ましょう。けいれんが5分以上続く場合は救急車を呼ぶ必要があります。新生児けいれんが起こるタイミングを予測するために、原因を確認しておきましょう。

新生児けいれんとは

新生児けいれんは、身体の一部が発作的に収縮する状態のことを指します。持続的に強い収縮を伴う強直性、筋肉が収縮と弛緩を繰り返す間代性があります。新生児は大脳が未熟であるため、微細発作という次のような症状が現れる特殊なけいれんを起こします。

(1)まばたき

(2)凝視

(3)口をもぐもぐさせる

(4)自転車のペダルを漕ぐような動き

新生児けいれんの原因

新生児けいれんは次のような原因で起こることがあります。

(1)低血糖(血液中のブドウ糖の濃度が低下した状態)

(2)低カルシウム血症(血液中のカルシウム濃度が低下した状態)

(3)低マグネシウム血症(血液中のマグネシウム濃度が低下した状態)

(4)低ナトリウム血症(血液中のナトリウム濃度が低下した状態)

虚血や低酸素で起こることがある

新生児けいれんは、低酸素状態および脳の虚血(血管が閉塞や狭窄を起こして、血流が悪化する状態)が原因で起こることが多いといわれています。このような状態は、分娩中や分娩の前後に臍の緒が胎児の首に巻き付くことで起こる可能性があります。また、虚血性脳卒中(脳の動脈が詰まり、脳に酸素と栄養が行き渡らなくなる状態)が原因で新生児けいれんを起こすと、無呼吸を合併することがあります。

その他の原因

アミノ酸代謝異常症(身体を作るための機能を果たすアミノ酸を代謝できない症状)やピリドキシン欠乏症(ビタミンB6の1つであるピリドキシンが欠乏する症状)、または依存症(十分なピリドキシンを摂取しているにも関わらず、身体が欠乏状態に陥る症状)が原因でけいれんを起こすことがあります。

また、新生児けいれんの発症歴がある家族がいる場合、新生児けいれんを起こしやすいといわれています。

<まとめ>
新生児けいれんは、低酸素状態や脳の虚血などで起こることが多いといわれています。このような状態は、分娩の前後や分娩中に起こる可能性があります。この場合は治療を行うことで3~4日で回復することが多いようです。また、カルシウムやマグネシウム、ナトリウムなどが不足した際にも起こるため、母乳やミルクを十分に与えることが大切です。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加