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子どものマイコプラズマ肺炎の原因と感染経路

子どもが微熱や倦怠感、乾いた咳などをし、しばらくしてから高熱が出た場合はマイコプラズマ肺炎を発症している可能性があります。感染を予防するために、帰宅後は手洗いとうがいを促しましょう。今回は、子どものマイコプラズマ肺炎の原因と感染経路について解説します。

マイコプラズマ肺炎の原因と症状

マイコプラズマ肺炎は、学童期や青年期に起こりやすい病気で、マイコプラズマという細菌が肺に感染して発症します。通常の肺炎では、空気が通る気管支や (酸素と二酸化炭素を交換する)肺胞が障害を受け、聴診ではゼーゼーという音や痰が絡むような音が聞こえます。マイコプラズマ肺炎では気管支や肺胞の外部にある間質という組織に炎症が起きているため、ゼーゼー音が起こりません。しかし、発症からしばらく経過すると、炎症が気管支や肺胞にまで広がり、ゼーゼー音が聞こえるようになります。

マイコプラズマの感染経路

マイコプラズマ肺炎の患者の咳やくしゃみに含まれるマイコプラズマを吸い込むと、感染します。また、感染者と濃厚に接触したり、ドアノブやタオルなど様々な物を介して感染することがあります。潜伏期間は2~3週間のことが多く、稀に1カ月程度経過してから発症する場合もあります。

マイコプラズマが体内に侵入すると、気管や気管支、肺胞などの粘膜上皮を破壊し、マイコプラズマ肺炎を引き起こします。症状が現れ始める約2~8日前にマイコプラズマが気道粘膜へ排出されます。症状が現れた時にピークを迎え、その状態が約1週間続きます。また、その後約4~6週間以上マイコプラズマ菌の排出が続きます。つまり、過去4~6週間前までにマイコプラズマ肺炎の症状が現れていた人物と接触すると、感染する可能性があります。

マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎では次のような症状が現れます。

(1)発熱
微熱や倦怠感などの症状が現れてからしばらく経つと38~39℃の高熱が出ます。特定の時間になると熱が上がり、時間が経つと下がります。

(2)乾いた咳
マイコプラズマ肺炎では乾いた咳が発症初期から解熱後にかけて続きます。

<まとめ>
マイコプラズマ肺炎では乾いた咳や発熱などの症状が現れます。マイコプラズマに飛沫感染や接触感染すると発症します。過去4~6週間にマイコプラズマ肺炎の症状が現れていた人物に会う場合は、必ずマスクをしましょう。


2016/11/29

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