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子どものマイコプラズマ肺炎の治療法と予防法

子どもは成人と比べて免疫力が低いため、様々な菌に感染する可能性があります。マイコプラズマ肺炎は集団感染することがある病気の1つです。蔓延した際に対処できるよう、治療法と予防法を確認しておきましょう。今回は、子どものマイコプラズマ肺炎の治療法と予防法について解説します。

マイコプラズマ肺炎とは

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマに感染して発症する病気で、14歳以下の子どもに感染することが多いです。また、一年を通して感染する可能性がありますが、冬に蔓延する傾向があります。

マイコプラズマ肺炎は次のように感染します。

(1)飛沫感染
感染者の咳やくしゃみに含まれているマイコプラズマを吸い込むと感染します。咳やくしゃみは感染者の周囲1~2mに飛散します。

(2)接触感染
感染者と濃厚な接触をすると感染することがあります。

(3)周囲の物を介して感染する
食器の共有、ドアノブに振れた手を口に入れるなど周囲のものを介して感染することがあります。

潜伏期間は約2~3週間といわれていますが、発症まで約1カ月かかることもあります。

症状は咳や発熱、全身倦怠感、頭痛です。発症から約3~5日後に乾いた咳が出始め、進行すると少しずつ咳が強くなり、解熱後約3~4週間続きます。年長児や学童期以降の子どもは解熱後に痰のからむ咳へと変わることが多いです。

マイコプラズマ肺炎の治療

マイコプラズマに対して有効な抗菌薬を使用します。その中でもペニシリン系やセフェム系などは効果が認められていません。マクロライド系やニューキノロン系、テトラサイクリン系の薬剤を使用します。マクロライド系の薬剤を第一選択としますが、学童期以降の患者に対してはテトラサイクリン系の薬剤を使用することもあります。

咳や鼻水、鼻詰まりなどを鎮める薬を処方されることがあります。また、解熱時の発汗で水分が失われるので、小まめな水分補給を心がけましょう。

マイコプラズマ肺炎の予防

特別な予防法は存在しません。帰宅後は手洗いうがいを促し、感染者との濃厚な接触を避けることで予防できるでしょう。また、感染者の近くに行く場合にはマスクを着用することも大切です。

<まとめ>
マイコプラズマ肺炎の治療には、抗生剤や鼻水や鼻詰まりなどの症状を鎮める薬を使用します。これらの薬を服用し、自宅で安静にしていれば数日で症状が軽快するでしょう。周りに感染者がいる場合はマスクを着用させ、帰宅時は手洗いうがいを促しましょう。


2016/11/29

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