頭蓋内出血

新生児に発生する頭蓋内出血の治療費用について

新生児は脳の血流量が多く、血管が未熟なため出血しやすいです。そのため、出生時に加わる外部からの衝撃等で頭蓋内出血を引き起こす可能性があります。今回は、頭蓋内出血の治療費用について解説します。

頭蓋内出血とは?

頭蓋内で出血することを、頭蓋内出血といいます。頭蓋内出血は、出血が発生した部分によって更に細分化されます。頭蓋内出血の主な分類は、以下の通りです。

◆硬膜外出血
◆硬膜下出血
◆クモ膜下出血
◆脳室内出血
◆脳(実質)内出血

生まれたばかりの赤ちゃんは脳の血流量が多く、血管が未熟で破れやすい状態にあります。さらにママから栄養になるビタミンKは胎盤をほとんど通過しないため、十分にもらえず体内のビタミンKが不足しています。ビタミンKには止血作用があるため、不足すると出血しても止まりにくいです。この状態で、生まれてくる際に傷ついたり、仮死状態で生まれてくると頭蓋内出血が起こります。特に出生直後の呼吸障害や循環障害により低酸素血症になると頭蓋内出血が起こりやすいです。

症状が出ている場合は治療が必要

新生児は頭蓋内出血を起こしやすく、ごくわずかな出血が起こる場合もあります。特に気になる症状が現れることがなく、出血した血液も自然に吸収されるため治療の必要はありません。しかし、以下の症状が出ている場合は、発生している部分や合併症の有無により様々な治療が必要になります。

◆全身が青白い
◆ぐったりしている
◆呼吸停止
◆後ろに反り返る
◆ミルクを飲まない
◆嘔吐
◆甲高い泣き声
◆目つきがおかしい
◆けいれん

◆意識障害

治療に関わる費用は助成金制度で

頭蓋内出血の治療に関わる費用は、乳幼児医療費助成制度という助成制度により自己負担がなくなる場合があります。乳幼児医療費助成制度は子どもの医療費の負担額を軽減できる制度で、何らかの健康保険に加入していることと申請する自治体に住んでいること、一定の世帯所得額を上回っていないことが条件になります。

申請方法や詳しい助成内容は自治体により異なる場合もあるようですが、多くの場合出生届の提出と共に申請するようです。頭蓋内出血は出生直後に発見される場合が多いため、助成制度を利用したい場合は早めの手続きが必要です。子どもが生まれたら、一度自治体の相談窓口に行きましょう。


2016/11/29

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