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あざの原因として考えられる子どもの病気

赤ちゃんは生まれながら身体にあざがある場合が多いです。日本人の赤ちゃんであれば蒙古斑がほとんどついてくるといわれており、健康に害があるものではありません。しかし、中には病気が原因であざが発生している場合もあります。今回はあざの原因として考えられる子どもの病気について解説します。

あざができる原因

子どものあざは、先天的に発生しているものと後天的に発生するものがあります。先天的なあざの場合でも遺伝が原因の場合はほとんどなく、妊娠中のママの生活習慣による影響はあまり考えられません。

あざの種類

あざには以下の種類があります。

(1)赤あざ
毛細血管が広がり太くなることや、皮膚の浅い場所で増えることが原因で発生します。血液の色が皮膚に透けて見える為赤く、血管腫ともいいます。

(2)青あざ
皮膚の下にあるメラニン色素が沈着することが原因で発生します。メラニン色素が真皮で発生すると、青っぽく見えます。蒙古斑や太田母斑(おおたぼはん)は青あざの一種です。

(3)茶あざ
皮膚の下にあるメラニン色素が沈着することが原因で発生します。メラニン色素が皮膚の比較的浅い部分で発生すると、茶色っぽく見えます。カフェオレ斑は茶あざの一種です。

(4)黒あざ
黒あざはほくろのことを指します。皮膚の下にあるメラニン色素が沈着することが原因で発生します。メラニン色素が皮膚の比較的深い部分で発生すると黒っぽく見えますが、真皮よりは浅い位置で発生します。

あざの原因として考えられる病気

病気が原因で発生しているあざもあります。発生する可能性のあるあざは、以下の通りです。

(1)赤あざ
◆サーモンパッチ・・・新生児に発生するもので額やまぶた等にできる血管腫です。1、2年のうちに消失するものがほとんどです。

◆イチゴ状血管腫・・・生後数週から急に盛り上がり、増えていくこぶです。胎児の時に血管を構成した細胞が出生後にも残っていることが原因とされています。

◆赤ぶどう酒様血管腫
血管の形成異常が原因で起こります。全身に発生する可能性がありますが、特に多く発生するのは顔です。

(2)青あざ
◆太田母斑
女児に多く、頬を中心に顔面の片側またや両端に青色や褐色の小さい点が集まりあざを作ります。出生直後に現れるケースの他、思春期に入り目立つようになる場合もあります。

◆異所性蒙古斑
蒙古斑は、日本人のお尻にある生まれつきの青あざです。日本人をはじめとした黄色人種には必ずあるといわれており、ほとんどの場合は小学校入学前に消失します。蒙古斑がお尻以外にできるのが異所性蒙古斑です。

(3)茶あざ
◆扁平母斑
身体の様々な部分に平たい茶褐色のあざが見られます。生まれつきある場合と思春期頃に発生する場合があります。このうち男性の肩甲付近や胸周りの片側だけに現れ、発毛を伴うものをベッカー母斑といいます。

◆レックリングハウゼン病
出生時カフェオレのような色の茶あざであるカフェオレ斑が6個以上ある場合は、レックリングハウゼン病の可能性が高まります。レックリングハウゼン病の症状として認められるものは、出生時は茶あざのみですが思春期前後から皮下腫瘤、脳腫瘍、知能障害などの症状が現れます。

(4)黒あざ
◆先天性巨大色素性母斑
ほくろよりも大きいサイズの黒あざを指します。先天性巨大色素性母斑は皮膚がんである悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)を伴う可能性が約3~7%あります。

◆若年性黒色腫
スピッツ母斑とも呼ばれます。子どもの顔面に発生することが多く、急激に成長します。ほくろよりも淡い色をしている場合が多く、表面に光沢があります。

子どものあざには、病気が原因で発生しているものもあります。気になる場合はかかりつけの医師に相談してみましょう。


2016/11/29

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