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2016/11/29

乳児湿疹のスキンケアと治療の基本を知ろう

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乳児湿疹のスキンケアと治療の基本を知ろう

赤ちゃんの皮膚は薄く未発達なので、少しの刺激であっても湿疹が発生しやすいです。赤ちゃんの湿疹はどんな治療をすればよいのでしょうか。ここでは、乳児湿疹を改善するためのスキンケアや治療の基本ポイントを解説します。

バリア機能が弱い赤ちゃんは湿疹ができやすい

健康な成人の皮膚は角質層が厚く、バリア機能と呼ばれる肌を守る役割があります。しかし、赤ちゃんの角質層はとても薄くバリア機能が発達していないため、ハウスダストや細菌の影響により皮膚が荒れ、湿疹を引き起こしやすい傾向があります。

乳児期に起こる湿疹は乳児湿疹と総称され、カサカサするものやジュクジュクするものなど症状は様々です。乳児湿疹は適切な治療とスキンケアを行えば、ほとんどの場合、小学校に上がる前までに症状が緩和されるといわれています。場合により、乳児湿疹はアトピー性皮膚炎へ移行するケースがあるため注意が必要です。

乳児湿疹を改善するには毎日のスキンケアが重要

乳児湿疹の症状によりますが、軽度であれば薬による治療を行わず、適切なスキンケアにより自然に治るケースが多いとされています。乳児湿疹を改善する基本的なケアのポイントを、以下に挙げます。
・ 体を洗う時はゴシゴシせず、石鹸の泡でやさしく包むようなイメージで洗う。
・ 体を洗った後は、石鹸の成分が残らないようぬるま湯でよく流す。
・ 入浴後は刺激が少ないタイプのベビーローションやクリームで保湿する。
・ 赤ちゃんの汗は、ガーゼやタオルでこまめにやさしく拭き取る。
・ 皮膚を引っかかないよう、赤ちゃんの爪は短くカットする。

また、乳児期に多い湿疹に乳児脂漏性湿疹があります。乳児脂漏性湿疹は頭部に黄色いかさぶたのようなものが現れることが多いため、シャンプーをする際はよく泡立て、クルクル円を描くように泡でやさしく洗いましょう。

塗り薬は医師の指示に従い適切に使おう

乳児湿疹の治療は、医師の判断で塗り薬が用いられます。皮膚の乾燥がみられる場合、保湿のために白色ワセリンが処方されるケースが多いです。また、症状が強い場合は炎症を抑えるためにステロイド薬が選択されるケースもあります。

ひと言で乳児湿疹といっても症状は様々です。医師から治療方針や薬についての説明を受け、薬は指示通りに使いましょう。

<まとめ>
皮膚が薄く、バリア機能が弱い赤ちゃんの肌は湿疹ができやすいです。乳児期の湿疹は乳児湿疹と呼ばれますが、改善するには毎日のスキンケアが重要です。入浴時は石鹸の泡でやさしく洗い、ぬるま湯でよく流します。入浴後は保湿を忘れずに。また、赤ちゃんは汗をよくかくため、汗をガーゼでこまめにやさしく拭き取りましょう。乳児湿疹の治療に薬が用いられる場合は、医師の指示に従い適切に使ってください。


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