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2016/11/29

子どもの尿路感染症の原因とは?

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子どもの尿路感染症の原因とは?

子どもに多い病気には様々なものがありますが、尿路感染症もその一つです。子どもが急に高熱を出した場合や背中の痛みを訴えた場合、もしかしたらそれは風邪ではなく尿路感染症かもしれません。今回は、子どもの尿路感染症の原因について解説します。

尿路感染症ってどんな病気?

尿路感染症は年齢にかかわらず誰にでも発症する可能性のある病気ですが、子どもや高齢者はとくにかかりやすいといわれています。尿路感染症とはどのような病気でしょうか。

尿は腎臓で生成された後、尿管(輸尿管)、膀胱、尿道を経て体外に排出されます。これらの尿の通り道のことを尿路といい、ここに細菌などが感染して炎症が起こるものを尿路感染症といいます。尿路感染症は、炎症の起こる場所によって分類されます。主な尿路感染症は次の通りです。
□腎盂腎炎
□膀胱炎
□尿道炎

尿路感染症の症状

子どもが尿路感染症にかかると、次のような症状が現れます。
□高熱
□下痢
□嘔吐
□不機嫌になる
□おしっこがピンク色になる
□おしっこから腐敗臭がする
□背中の痛み

これらの症状が全て現れるわけでなく、発熱のみ起こることもあります。風邪と勘違いして放置してしまうと、腎臓がダメージを受け腎機能が低下する可能性があります。もし子どもに発熱があった場合、尿路感染症の疑いがあるため早めに小児科を受診しましょう。

尿路感染症の原因

では、尿路感染症はなぜ起こるのでしょうか。尿路感染症は細菌の侵入によって起こることがほとんどですが、真菌やウイルスなどが原因となることもあります。例えば、おむつをしている時に便の中から細菌が尿道口から侵入し、尿路をさかのぼって膀胱や尿道などに感染し、炎症を起こします。

子どもの尿路感染症の原因として、泌尿器系に先天性の病気がある可能性もあります。例えば、腎臓で生成した尿を膀胱に運ぶ尿管の異常により、尿が膀胱から腎臓に逆流する病気や、尿の流れが妨げられる病気などがあります。このような病気になると、侵入してきた細菌が尿によって排出されることなく尿路内に留まってしまうため、尿路感染症が起こりやすくなります。

尿路感染症は、細菌によって引き起こされ、その原因として先天性の疾患が隠れている場合があります。おしっこの色やにおいがいつもと違う、発熱しているなどの症状が見られる場合は、尿路感染症の可能性もあるため、早めに対処することをおすすめします。


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