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子どもに多いポリオの原因と予防法

ポリオとは子どもの予防接種でよく耳にする言葉ですが、具体的にどのような病気かご存知でしょうか。病気の症状や原因を知ることは、お子さんをポリオから守ることに繋がります。ポリオとはどういった病気で、原因が何かを説明します。

ポリオとはどんな病気?

ポリオ(急性灰白髄炎)とは、ポリオウイルスに感染にすることで発症する病気です。大人が感染することもある病気ですが、小児が感染しやすい病気であることから、小児麻痺ともいわれています。

ウイルスに感染しても多くの人は病状として現れず、知らない間に免疫ができています。感染した場合、頭痛・発熱・倦怠感など、風邪のような症状に続き、手足に麻痺が現れることがあり、麻痺が生涯残ってしまうこともあります。

ポリオにかかる原因は何か?

ポリオは、ポリオウイルスに感染することにより起こる感染症です。
ポリオウイルスが人の口から体内に侵入すると、咽頭や腸管内でウイルスが増殖し、血流に入ります。血流にのったウィルスの一部が脊髄の中枢神経系に到達すると、脊髄の中の運動神経が破壊されます。このため、様々な症状が現れます。

ポリオウイルスは、人から人へと感染していきます。ポリオウイルスに感染し発症している人はもちろん、症状として現れていなくても、ポリオウイルスを持っている人の唾液や糞便から排出され、これらを介してさらに他の人へ感染します。

ポリオにかからないための予防法

ポリオの予防法として、ワクチン接種があります。日本では戦後ポリオが大流行しましたが、生ポリオワクチンを導入することにより、抑えることができました。しかし、生ポリオワクチンには病原性を弱めたウイルスが入っているため、強い免疫力を作るには効果的ですが、まれにポリオにかかったときと同じ症状が現れます。

そこで、生ポリオワクチンの定期予防接種は廃止され2012年9月1日以降は、不活化ポリオワクチンの定期接種が導入されました。不活化ポリオワクチンは免疫をつくるために必要な成分を取り出し、病原性を無くして作られたものであるため、接種後に発熱などの副反応が出ることもありますが、ポリオと同様の症状を発症することはありません。

ポリオには治療法が無く、特効薬も無いため、ポリオにならないよう早期予防することが大切です。ワクチンによる予防接種は生後3カ月から受けられるため、早い段階で接種しましょう。


2016/11/29

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